先週の「idearium」では、組織をマネジメント・ファシリテートする側は、性善説に立つべきなのか?性悪説に立つべきなのか?という共通の問いを立て、ミナベ氏は組織デザインの観点から、安斎は組織開発の観点から、それぞれ意見を述べ、反響を呼びました。 共通している点として、性悪説といっても「従業員はどうせ学習しないので、強制的に働かせよ」と考えるものではなく、性善説にせよ、性悪説にせよ「人の可能性を信じる」ことを前提としている点。そして、すべてを性善説でやりましょう!ということではなく、性悪説で締めるべきポイントを作るべきだ、というのが両者の意見の共通点でした。 ideariumでは、毎週このように記事を配信しながら、週末にお酒を飲みながら、それぞれの記事を振り返り、ポッドキャストを収録・後日配信しています。(ちなみにWDAの会員の皆様には、裏話も含めた公開生収録を映像配信していく予定です!)
ミミクリデザインの組織学習を専門とするファシリテーターの遠又が、こんなことをツイートし、共感を集めていました。 ミミクリではファシリテーターの個性のことを「芸風」と表現し大切にしている ワークショップは一見楽しい仕事にも見えるが現場はハード。対話や創発の場は想定外の連続だし想定外に直面してファシリテーターの心中も波がたつ その中ですくっと立ち続ける拠り所が芸風なのだと思う — 遠又圭佑 (@keisuketohmata) November 27, 2019 たしかにファシリテーターと呼ばれる役割には”画一的な理想像”は存在せず、「個性」のようなものが存在します。現在ミミクリで進めている熟練したファシリテーターの暗黙知に関する調査研究でも、当日の立ち振る舞いや、背後にある価値観は、ファシリテーターによって多種多様であることが確認されています。 ミミクリデザインでは、なぜそれを「個性」ではなく
ビジネス・ブレークスルー大学客員教授、日本工業大学大学院客員教授、NPO法人日本ファシリテーション協会フェロー。 大阪生まれ。大阪大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)卒。工学博士、MBA。神戸製鋼所を経てGEに入社し、日本GE役員などの要職を務める。その後、半導体検査装置大手のテラダイン日本法人代表取締役、投資アドバイザー会社のリバーサイド・パートナーズ代表パートナーなどを歴任。現在はチェンジ・マネジメント・コンサルティング代表取締役として組織活性化やリーダー育成を支援するかたわら、執筆や講演・ワークショップを通じてファシリテーションの普及活動を行っている。 著書に『ザ・ファシリテーター』『ザ・ファシリテーター2』『ファシリテーターの道具箱』『ファシリテーター養成講座』(以上、ダイヤモンド社)、『“結果”の出ない組織はこう変えろ!』(朝日新聞出版)、『プロフェッショナル・リーダーシップ
グラフィックレコーディングという言葉を聞いたことがあるだろうか? グラフィックレコーディング(グラレコ)とは、議論や対話などを図や絵を使ってグラフィックに可視化することで記録していく手法。実はいま、さまざまなシンポジウムやワークショップ、企業研修で使われるようになってきている。 パネルディスカッションや講演、ワークショップでは議論の内容をリアルタイムに大きな模造紙に描いていく。ただ字で書くだけではなく、そこに発言者のイラストと吹き出しや矢印などを駆使して、次々要点を描いていく様子は圧巻だ。 5月に開かれた「富士通フォーラム」でのグラレコのワークショップを体験してみた。 「まず、マルを5つ描いてください。その中に目を5タイプ、口を5タイプ、眉毛を4タイプ。これで100種類の表情が描けてしまいます」 次は「働く」をテーマにセリフを書き込む。 「この契約取ってノルマ達成だ!」「なんでこの領収書経
メニュー English トップページへ 科学コミュニケーションとは 戦略を練る 内容を絞り込む 専門的内容にひと工夫する 市民の声を受けとめる 科学を発信する マスメディアとつきあう 市民とともに科学する 科学コミュニケーションを継承する 資料集 ABOUT THIS WEBSITE このサイトは、科学技術振興機構社会技術研究開発事業「基礎科学に対する市民的パトロネージの形成」(代表 戸田山和久、2005年〜2008年)の成果物として制作されたものです。 戦略を練る 市民の声を受け止める 1 大人数向けの講演をできるだけ双方向的にするための工夫 講演はどうしても一方通行になりがちですが、うまく工夫すれば、フロアの参加者から意見を引き出して、より双方向性を高めることもできます。 簡単なクイズをだして手を挙げてもらう 休憩時間をつかって質問カードに記入してもらう となりの人と何がしかの作業を
2012年7月14日(土)15日(日)に青学WSD第10期の講座がありました。 14日は群馬大学の茂木一司先生を招いて、「ワークショップを振り返る・伝える」という講座でした。 まずは7月7日、8日に小学生向けに「逆転時間ワークショップ」を一緒に企画・実施したグループになり、振り返りをしました。 「実施したワークショップで何が起こっていたのか」についての振り返りは、実習当日に話したので、この日は「自分がグループのメンバーからどう見られていたのか」を振り返りました。 ワークショップデザイナー育成プログラムでは、ワークショップデザイナーに必要なこととして「メタ認知」があると考えています。 メタ認知とは、自分を俯瞰的に見ることです。 ワークショップデザイナーは、「人とどう接するか」と同じくらい「自分が人からどう見られているか」や、「人に自分をどう見せていくか」が大切になります。 そこでまずは自分が
フューチャーセンターを始めるということには、2つの意味があります。一つは、フューチャーセンター・セッションを企画し、人を集めて対話の場を持つこと。もう一つは、フューチャーセンターという場所や機能を立ち上げて、様々なテーマが持ち込まれるような、持続的な仕組みを作ることです。 野村恭彦●イノベーション・ファシリテーター。国際大学グローバルコミュニケーションセンター(GLOCOM)主幹研究員。富士ゼロックス株式会社 KDIシニアマネジャー。K.I.T.虎ノ門大学院ビジネスアーキテクト専攻 客員教授。 ©Eriko Kaniwa もちろんこれら2つは、まったく別のものというわけではありません。同時に計画されることもあります。しかし、セッションの質をあなた自身の「個人技」頼みにしないためにも、後者の、「フューチャーセンターの持続的な仕組み」の設計が重要になります。そのためには、様々なテーマについて、
もしフューチャーセンターが、会議室のようなたんなるツールであったら、「複雑な社会問題」を解決することはできません。 もしフューチャーセンターが、たんに問題を抱えたステークホルダーが集まり、議論をするだけの場であるならば、問題解決の可否はファシリテーターと参加者の能力次第になってしまうでしょう。それでは、フューチャーセンターの価値が半分も発揮されません。 フューチャーセンターには、セッションを成功させるための「原則」があります。それを私は、「対話の場づくり」の伝道師であるボブ・スティルガー氏と、欧州のフューチャーセンター・アライアンス共同創業者のハンク・キューン氏と一緒に、明らかにしてきました。次の6つが、「フューチャーセンターの原則」です。 フューチャーセンターの原則 1.フューチャーセンターでは、想いを持った人にとっての大切な問いから、すべてが始まる 2.フューチャーセンターでは、新たな
★が付いているゲームは、ゲームをなさる場合に利用できる画像が用意されています。 ★★が付いているゲームは、サンプルとして書籍版の内容がすべて記載されています。 🎲 ゲームをランダムに表示 🎲 4章 主要なゲーム 7つのPのフレームワーク(The 7Ps Framework) ── 会議の準備に最適なゲーム 親和図法(Affinity Map) ── たくさんのアイディアを分類するゲーム ボディストーミング(Bodystorming) ── 身体を使ってアイディアを刺激するゲーム カードソート(Card Sort) ── たくさんの情報を構造化し直すゲーム ドット投票(Dot Voting) ── スピーディに優先順位をつけるゲーム 共感図法(Empathy Map)★ ── 顧客の人物像を素早く共有するゲーム 強制的ランク付け(Forced Ranking) ── 優先順位を論理的に決
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。
何か新しい概念を理解しようとするとき、人は必ず「○○みたいなもの」といったように他の似たものと関連づけて理解しようとします。 野村恭彦●イノベーション・ファシリテーター。国際大学グローバルコミュニケーションセンター(GLOCOM)主幹研究員。富士ゼロックス株式会社 KDIシニアマネジャー。K.I.T.虎ノ門大学院ビジネスアーキテクト専攻 客員教授。 ©Eriko Kaniwa フューチャーセンターは、企業がお金をかけて作るショールームみたいなものですか? フューチャーセンターは、デザインに凝った研修所みたいなものですか? フューチャーセンターは、ホワイトボードに囲まれた会議室みたいなものですか? フューチャーセンターに一番近いのは、雰囲気の良いカフェでしょうか? 今こうして対話をしている場こそが、フューチャーセンターなのですよね? このような、様々な質問を受けることがあります。どの質問に対
中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 昨日のMCC授業「ラーニングイノベーション論」では、東京工業大学の妹尾大先生に「知識創造のための場のデザイン」というご講義&ケーススタディをいただきました。 「知識創造」というコンセプトにあらためて共感するとともに、「場」という、もっともシンプルで、もっとも深遠なコンセプトについて、改めて考え直すきっかけを与えてくださいました。妹尾先生には、この場を借りて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。 ▼ あらためて考え直してみると、「場」とは難しいものです。 一般には「場」とは「物理的な場所」のことを指したり、「仮想空間上の場所」を指示すると思われがちです。たとえば、「学びの場」とは、どこかの「物理的空間」を指
Cafe Vita 新聞には日々、くらしや文化をめぐる話や人が集います。わたしたちを生き生きとつなぐものを見つけるCafeです。 新幹線の車窓に浮かぶ富士山。緑濃い茶畑。東北の冬にはない、ほのぼのと暖かな日差しの色。楽器とオートバイとウナギの街、遠州・浜松を先日、仲間と一緒に初めて訪ねました。地元のNPO法人「子育て情報ネットワークぴっぴ」(理事長・原田博子さん、会員30人)から、私の参加している「Switch-onプロジェクト」(本ブログ『語ろう 発信するって?伝えるって?』参照 )に、ある依頼があったからです。 「ぴっぴ」は、600人のサポーターや行政、企業などとネットワークを組み、子育て中の「知りたい」「相談したい」「つながりたい」に応える地域SNSの子育て情報サイトを運営し、子育てサークルのブログ広場を設けたり、増える託児希望を支える側の養成講座、診療機関と組んだ「託児つき乳がん
中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 松本圭介さんというお坊さんのお書きになった「東大卒僧侶のお坊さん革命」という本を読みました。 松本さんは、東大をご卒業になったあと、「赤門から仏門へ」という言葉どおり(笑)、神谷町光明寺に入り、現在は休職して、インドのビジネススクールに留学なさっている方です。 東京ソース:松本圭介さん http://www.tokyo-source.com/interview.php?ts=25 松本さんは、光明寺で、お寺の音楽会『誰そ彼』、無線LAN完備の寺院内カフェ『ツナガルオテラ 神谷町オープンテラス』を企画・運営にかかわり、「死者の場所:誰かが亡くなったときに行く場所としてのお寺」だけでなく、「生者の場所:生きる人のための
授業のコンサルタントを置く大学がある。 「話し方が少し速いようですね。時間の配分もあるかもしれません」 「それはあります。色々なレベルの学生がいて、どの程度まで授業に盛り込むべきか悩んでいます」 愛媛大学(松山市)の一室で、同大教育・学生支援機構の佐藤浩章・准教授(35)が言葉を選びながら切り出したのに対し、長尾秀夫・教育学部教授(58)(障害児教育)が答えた。 愛媛大が3年前から始めた専門家による授業コンサルティング。教師力向上の取り組みが進む米国の大学では一般的だ。FDRと呼ばれる専門家が、相談してきた教員の授業を何度も見た上で学生に聞き取り調査、改善点を洗い出す。佐藤さんは日本初のFDR。今、他大学からの講演や研修の依頼でひっぱりだこになっている。 ◎ 北海道大学大学院、米・ポートランド州立大学の客員研究員を経て、公募で5年前、現職についた。何度も米国のFDR研修に参加して技能を磨く
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く