昨日の朝から繰り返しお伝えしている通り、今日の電力供給が危機的な状況です。 電気は「同時同量」といって、使う量と作る量をぴったりと合致させることで周波数を一定に保つことができます。大量に貯めることはできない「究極の生鮮品」なのです。 なので、想定される需要より3%程度は発電設備が余裕を持っておくように運用することになっています。東日本大震災前は8%の余裕を見ていたのですが、余裕を見ることはコストがかかるので、「3%でええやろ」となったわけです。 しかし、その常識からいえば考え難い数字が、今日の東京電力パワーグリッドの「でんき予報」では示されています。使用率102%とか106%というのは、「発電設備ががんばって、いつもより多めに発電しております!」というわけではありません。実は「揚水発電」というバッテリーに貯めた電気を吐き出しているので、その分が加算されているのです。 先ほど電気は「大量に貯