インドをはじめとするアジア各地のエスニック料理、沖縄や秋田など日本各地の郷土料理などの“屋台”が並ぶ。屋台といっても、祭りで見かける木材とビニールでできた仮設店舗ではない。ミニバンや軽トラックを改装したなかなかおしゃれなケータリングカーだ。ニューヨークやパリの街角で見かけても絵になるようなデザインで、周辺の風景にも自然に溶け込んでいる。午後1時頃まで、近隣で働くビジネスパーソンや観光客、フォーラムで開催されているコンベンションの来場者などが、それぞれの屋台に行列を作っている。 今回は、最近とてもにぎわっているこのネオ屋台村のビジネスについて考えてみよう。 ネオ屋台村には、日替わりで7~8店舗が出店する。例えば金曜日であれば、ハワイの郷土料理ロコモコを出す店やインドの定番料理であるカレー屋、牛・豚・鶏をスパイシーに炒めたスリランカ料理屋、さらにバターがたっぷり入った手作りワッフルとしぼりたて