覚せい剤を使うとどうなるのか、なぜ1回だけで済まないのか、なぜ止められないのか~脳の「ドパミン」の動態と依存性 「覚せい剤」に関連したニュースが多いですが、「覚せい剤」はダメと何となく知っていても、そもそも「覚せい剤」を使うと身体に何が起こるのか、なぜ1回だけで済まないのか、なぜ止められないのか、具体的な怖さについては知らない人も多いはずです。 「覚せい剤」の怖さを知るための一つの方法として、脳の「ドパミン」に注目して考えると理解しやすいと思います。 「覚せい剤」は「ドパミン」を分泌させる 「覚せい剤」は、脳に「ドパミン」を分泌させます。「ドパミン」は、脳で快感や多幸感に関わっているため、一時的に強力な爽快感を得ることができます。 この「ドパミン」分泌は、スポーツの勝負で勝ったときや仕事で成功したときなど、自然な欲求が達成された際、通常の爽快感を感じるときにも分泌されています。 しかし自然
個人的に“ネットスラング”と呼ばれるものが、どうしても好きになれない。「具体的にどれが嫌い?」と問われたとしたら、この原稿の字数では収まりきらない位にはある。 例えば、「神」なるワード。抜きん出た存在を指す表現だが、その成り立ちと浸透されていった過程を不思議に思う。改めて見ると、称し方としてはあまりにも安易だ。 このネットには、いわゆる「神」的存在が少なくない。その一人として挙げられるのは、田代まさし。刑務所を出所した彼が、3月に“出所報告イベント”を開催したことは記憶に新しい。 実は私も、他媒体の取材で同イベントへ訪れている。数々の事件を経て奇異の目で見られがちな彼だが、私も彼のことは奇異の目で見ていた。とにかく、自分に甘い。我慢が足りない。確固たる意志があれば、薬物を止められるだろうに。 「オレもそう思ってました! でも『ダルク』のプログラムを受けて分かったのは、みーんな同じ『薬物依存
◇「自殺リスク周知を」 薬物依存症患者の中で医師の処方する向精神薬によって依存症になった人の割合が、ここ10年余りで2倍になっていることが、国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)の調べで分かった。依存症患者は自殺リスクが高いとされる。全国でも数少ない薬物依存症の専門治療施設、埼玉県立精神医療センター(同県伊奈町)で現状を取材した。【江刺正嘉】 医師「お変わりありませんか」 患者「高校生の長男が進学か就職かで悩み、私によく当たるんです」 7月中旬、外来を受診した女性(41)と成瀬暢也(のぶや)副病院長(50)の診察室でのやり取りを、双方の了解を得て取材した。 女性は向精神薬の依存症と診断され、08年7月から5カ月間、センターの依存症病棟に入院。専門治療を受けて少しずつ回復し、今は3週間に1度の通院を続ける。 「以前なら悩みがあると薬を飲んで紛らわしていたのに、今は人に相談しながら問題
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