リクルートグループが受験生向けネット学習サービス「受験サプリ」事業で、ビッグデータを活用して成果を上げつつある。スマートフォンアプリの利用動向やWebサイトの閲覧履歴など数万人分のデータを分析。利用率の向上やアプリの使い勝手改善に役立てている。ポイントは難しすぎず易しすぎず、利用者がほどよく意欲を保てる出題内容に調整すること。「知的なゲーム」として楽しめる工夫で支持を広げる。 「利用者数万人分の行動データを分析して、サービス改善への手応えを感じている」。こう語るのはリクルートマーケティングパートナーズで、受験サプリを担当する萩原静厳氏。ビッグデータエバンジェリストとして、受験サプリの利用動向分析とサービス改善を手掛ける。 受験サプリはリクルートマーケティングパートナーズが2011年に始めた。主に大学受験生を対象にしており、PCやスマートフォンから過去の入試問題を無料で見たり、大手予備校の「