「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」が、7月26日に開幕しました。2000年に始まり、6回目を迎える今年の特徴は、新たに美術館、劇場、学校の3つの新施設が設けられたこと。さらに新作が約180点加わり、760平方キロメートルの広大なエリアにある展示作品は、新旧合わせて380点にものぼります。そこで今年の新作のなかから、この夏、是非訪れてほしいおすすめ作品をピックアップ。さらに注目作家の声を、3回に分けておとどけします。編集部がおすすめする今年の新作 今回の芸術祭の作品の特徴は、2回、3回と継続して芸術祭に参加してきた作家たちが増え、蓄積された経験が実を結び、ますます見応えが多数ある充実していること。また初参加の作家たちも場所のリサーチを丁寧におこなったものが多いのが印象的です。そのなかでも編集部がおすすめの10点をセレクト。この記事では、最初の5点を紹介します。 時間の境界