明けましておめでとうございます。今年も皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。 2015年の1本目は、今年日本で最初に封切られた映画(※1)で、日本人と自然の関係を、食を切り口に見つめたドキュメンタリー「千年の一滴 だし しょうゆ」をご紹介します。 ※1 2015年1月2日(金)ポレポレ東中野にて封切。 国際共同制作で迫る“和食の秘密” 本作は、和食がユネスコの無形文化遺産に登録された2013年12月に放送の日本、フランス、イギリス、アルゼンチンなどのスタッフが共同制作したNHKスペシャル「和食 千年の味のミステリー」をベースに再編集した国際版である。「だし」と「しょうゆ」の2部構成で、ヨーロッパでは独仏共同出資のテレビ局ARTEで6回にわたり再放送され、日本では2014年11月にNHKのBS1で放送されたものが、このたび劇場公開の運びとなった。 第1章「だし:大自然のエッセンス」