米国ペンシルバニア大学が提供するMOOCsに登録したことがある受講生を対象に行ったウェブ調査の報告書が公開されています。調査依頼はメールで行われ、回答数は34,779件、回答率は8.5%となっています。報告書によると、受講生の多くは、年齢が若く、高等教育を受けており、雇用状態にあるとのことです。また、受講生がMOOCsを受講する理由としては、現在の仕事に役立てるためと、好奇心を満足させるためとの回答が多かったとのことです。 The MOOC Phenomenon: Who Takes Massive Open Online Courses and Why? (SSRN) http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=2350964 MOOCs Are Largely Reaching Privileged Learners, Surv
金成 隆一(朝日新聞社 大阪本社編集局社会部記者教育担当) 1.はじめに 2012年、米国で大規模公開オンライン講座(MOOC: Massive Open Online Courses、通称ムーク)を提供するプラットフォームが三つ相次いで誕生した。世界のどこにいても、ネットにさえつながれば誰でも無料で良質な教育を受けられる仕組みだ。教育資源を公開するオープン・エデュケーションの動きが加速している。教育記者として、あまりに大きな教育環境の格差を目の当たりにする中で、この動きは一筋の希望の光のように思えた。 最前線を見に行こうと企画案を作成し、米国出張が実現したのが昨年11月~12月の2週間だった。前半を東海岸ケンブリッジで、後半を西海岸シリコンバレーで過ごし、大学キャンパスで声をかけた学生らを含めて総勢40~50人ほどにインタビューした。 最大の狙いは、無料オンライン講座を提供する大学や企業
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く