インターネットで注文した商品をセブン-イレブンで受け取れ、その場で代金の支払いができる。このようなビジネスモデルを国内で初めて導入したのが、セブンアンドワイである。現在は書籍だけで約70万タイトルを取り扱う国内トップクラスのネットショッピングサービス企業となった同社。その原動力とは何かを、代表取締役社長の鈴木康弘氏に聞いた。 ITmedia サービス開始時(1999年)は大変な注目を集めましたが、どのようなきっかけでこのビジネスを始められたのでしょうか。 鈴木 私は富士通でシステムエンジニアとして10年間働いていたのですが、あるとき知人からソフトバンクの孫正義社長を紹介されたのが転職のきっかけでした。その半年後に営業としてソフトバンクに移り、2年ほどした1999年の新年の全社大会で、孫社長が「これからはインターネットの時代。何かアイディアがあったら持ってきて欲しい」という話をされました。そ