著者: 村井理子 , 鹿田昌美 「今の知識と経験を踏まえて、過去に戻ることができるとしたら、それでも母になりますか?」 この問いに「いいえ」と答えた女性23人へのインタビューを元に、イスラエルの研究者オルナ・ドーナトが書いた『母親になって後悔してる』。本書が今年(2022年)3月に日本で刊行されるや否や、SNSを中心に大きな反響を呼びました。 「子どもを産んで後悔してるなんて、絶対に言ってはいけない」「今まで胸に秘めていた想いを代弁してくれた」――真っ二つに割れた議論が意味するものは? 訳者・鹿田昌美さんと、刊行直後からこの本に熱烈な共感を示し議論を巻き起こした翻訳家・村井理子さんが今回の現象、そして日本社会における「母親」について語ります。 Zoomで行われた今回の対談。初対面のお二人だったが、すぐに意気投合し、話が弾んだ(左から村井理子さん、鹿田昌美さん) (前篇「『母親』×『後悔』と