上記のうち、当帰・牡丹皮が?血を改善しますが、当帰は血を補う作用もあり血虚を併せ持つ陰・虚の証の人にも効果的ですし、牡丹皮は「清熱涼血」つまり陽・実の証の人などの高度な?血に効果的です。芍薬が血行の調整、痛みの緩和をつかさどります。 柴胡は肝を保護し、上腹部の熱感や精神症状にも効果があります。山梔子は黄疸や熱を取り除きます。甘草が筋肉の緊張をゆるめ、性質の違う他の生薬の調整をはかります。 生姜は体を中から温めるとともに体の中の水のめぐりを良くし、吐き気などを止める作用があります。茯苓・蒼朮(白朮)は体の中の水のめぐりを改善し、むくみを取り、胃腸の働きを良くします。 薄荷は清涼・沈静作用がありイライラなどの精神症状に即効性をもって効きます。 本剤の適応はツムラによると以下となっています。 「体質虚弱な婦人で肩が凝り、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある次の諸症 冷え