最新のLED型懐中電灯と、愛用している自転車に装備しているLEDヘッドライトを2本取り外してテーブルの上に置き、天井に向けて照射する。これが意外に部屋全体を明るくしてくれる。 輝度も高く消費電力が少ないことから、計画停電の期間中、電池を交換することもなく、この3本の明かりだけで真っ暗な夜の不安から私と家族を救ってくれた。 そしてこの光を求めて夏の虫のように集まる家族。テレビもない中で、家族が集まれば自然と会話に花が咲く。 日頃、仕事に追われて子供たちの顔を見ることも少なかった身には貴重な時間だったのかもしれない。 しかし、電力消費がピークを迎える夏本番に計画停電の憂き目に遭うことはなくすんでいる。 計画停電とは結局、原発を止めたくない経済産業省や電力会社による国民に対する「脅し」だったことが徐々に明るみに出始めた。 経済産業大臣は事務次官と資源エネルギー庁長官、原子力安全・保安院長の3人を