イランで2022年に反政府デモに参加した後に死亡した10代の少女が、イランの治安部隊に所属する男性3人に性加害を受けて殺害されたとする報告書をBBCが入手した。治安部隊がまとめたものとみられる。(文中一部敬称略)
イランで2022年に反政府デモに参加した後に死亡した10代の少女が、イランの治安部隊に所属する男性3人に性加害を受けて殺害されたとする報告書をBBCが入手した。治安部隊がまとめたものとみられる。(文中一部敬称略)
「ヘジャブを着けるな」。農業経営を学びたいと来日したイスラム教徒の女性にかけられたのは、心ない言葉だった。深刻な人手不足を補うため国が創設した特定技能制度だが、今も現場では人権侵害と指摘されるケースが後を絶たない。「もう限界」。女性は恐怖感から逃げるように退職した経緯を明かした。 農業経営を夢見て日本語学び デア・ウィディヤニンシさん(25)は、インドネシアの首都ジャカルタから東へ約200キロ、西ジャワ地方のマジャレンカという農村で生まれ育った。将来はコメ農家を営む父の後を継ぎ、機械化による大規模な農業経営に取り組みたいという夢を抱いた。 高校生の時、インターネットで日本の農業は機械化が進んでいるという記事を読み、日本に憧れた。インドネシアの農業大学を卒業し、日本語も学んだ。 2022年11月、特定技能の在留資格で来日。鹿児島県内で農園を営む会社に就職した。創業者の娘や夫らが中心の親族経営
イランで去年、スカーフのかぶり方をめぐり逮捕されたあと、死亡した女性についていち早く報じ、大規模なデモが広がるきっかけを作ったともされる記者2人に対し、イランの裁判所は「国の安全を脅かした」などとして禁錮7年と6年の判決を言い渡しました。 イランでは去年9月、「ヘジャブ」と呼ばれるスカーフのかぶり方が不適切だとして逮捕された女性が急死し、警察による暴行を疑う抗議デモが各地に広がりました。 この事件をいち早く取材して亡くなった女性の家族や葬式の様子を伝え、デモが広がるきっかけを作ったともされる地元紙の記者、ニルファル・ハメディさんとエラへ・モハンマディさんは直後に逮捕され、1年以上にわたって刑務所で勾留されてきました。 イランの裁判所は22日、「敵対するアメリカ政府と協力し、国家の安全を脅かした」などとして、ハメディさんに禁錮7年、モハンマディさんに禁錮6年の判決をそれぞれ言い渡しました。
ニューデリー(CNN) インドの首都ニューデリーで28日、16歳の少女が人通りの多い路地でめった刺しにされ、撲殺される事件があった。女性の安全や男性による暴力を巡り、改めて憤りの声が上がっている。 【映像】監視カメラが事件直前の様子を撮影 事件は1分以上続いた。監視カメラの映像には、複数の人がそばを通り過ぎる中、襲撃犯が繰り返し被害者に暴行を加える様子が映っている。 制止を試みている男性は1人だけで、襲撃犯を被害者から引き離そうとしたものの、すぐに引き下がっている。 被害者の遺体は28日夜、事件のあったデリー北部ロヒニの地域で見つかった。 インド警察は29日午後、今回の事件に関連して容疑者の男を逮捕したと発表。地元警察は記者団に対し、男が隣接するウッタルプラデシュ州で身柄を拘束されたと明らかにした。職業は機械工。 地元警察がインドのテレビ局タイムズ・ナウに明らかにしたところによると、初期捜
「毎日、これが勤務最終日になるかもしれないと恐れています。職場に通うのも難しくなるばかりです」 こう嘆くのは、国境なき医師団(MSF)で働く女性のアフガニスタン人スタッフだ。昨年末、タリバン暫定政権によって女性が非政府組織(NGO)で働くことを禁じられ、医療現場でも不安が広がっている。いまのところMSFを含む医療団体はこの措置から除外されているが、今後も女性職員が働き続けられるかは正式に保証されていない。 NGOによる人道支援への依存度が高いアフガニスタンでは、医療分野のNGOに勤務する女性が不可欠だ。同国にいるMSFの医療スタッフは、半数以上を女性が占めている。 しかし前述のスタッフは、女性の自由な移動を制限するため、すでに検問所の係員があらゆる口実探しをしている、と話す。「つい先日も、病気になった妹が検査で病院へ行く途中、検問所で止められました。マフラム(男性親族)の付き添いがいないと
(CNN) イランの首都テヘランで9月に16歳の少女が死亡した事件をめぐり、治安当局が8人を逮捕した。イラン政府系メディアが4日に伝えた。 BBCペルシャ語放送によると、16歳のニカ・シャクラミさんは行方が分からなくなってから10日後に、テヘラン市内の拘置所の遺体安置所で見つかった。 シャクラミさんのおばが9月30日、BBCに語ったところによると、シャクラミさんは現地時間の同月20日午後5時ごろ自宅を出て、同7時ごろまではおばと連絡を取り合っていた。 友人がおばに語ったところでは、シャクラミさんは頭髪を覆っていた自分のスカーフを燃やす様子をインスタグラムに投稿し、治安要員に尾行されていると訴えていたという。 その後、家族とシャクラミさんの連絡が途絶え、10日後に家族が拘置所の遺体安置所で遺体を確認した。 「私たちが身元確認に行ったときは、彼女の体は見せてもらえず、顔だけをほんの数秒、見せら
<タスニームさんは死の1年前に、名誉殺人を非難する投稿をしていた。オーストラリアで子供に良い教育を与えたいという彼女の願いは義父の暴力によって打ち砕かれた> ●プロポーズを断り殺された女性の悲劇 またもパキスタンで名誉殺人の犠牲者が出た。被害者はオーストラリア人でパキスタンに住む30代のサジダ・タスニームさん。3人の子を育てる母親だ。 以前はオーストラリアのパースに住んでいたが、夫のアユブ・アフマドにパキスタンへ移り夫の両親と同居するよう強要されたという。(BBCウルドゥー放送) タスニームさんは子供の教育方針をめぐり義父ムフタル・アフメドと揉めていたとされる。パキスタンにいるよりも、オーストラリアへ戻りより良い環境で質のいい教育を受けさせることを希望していた。 これにパキスタン人の義父は猛反対。孫が非ムスリムの国にいれば、自分たちのアイデンティティと宗教を失ってしまうから「異教徒の土地に
鉄の首輪をはめられ、犬用の鎖につながれた女性の姿が中国のSNSで拡散された。この女性は「徐州八孩母親(徐州市の8児の母)」と呼ばれ、8人もの子を産んだとされている。性的暴行疑惑や人身売買疑惑も囁かれ、中国社会は大きなショックに包まれた。開催中の北京冬季五輪よりも関心を集めている。 地元政府「拉致や人身売買の事実は無い」 1月26日、江蘇省徐州市に属する農村の豊県歓口鎮で悲惨な暮らしをしている女性の姿をネットユーザーが動画に撮って1月28日にSNSにアップし、またたく間に拡散された。 農家で撮られた動画は、夫が屋内で子供たちの着替えや食事のサポートをしている一方、妻は半屋外の老朽化した狭苦しい家畜小屋で、虚ろな表情のまま、鉄の首輪をはめられ、犬用の鎖につながれ拘束されている。 真冬なのに彼女は薄い上着しか羽織っておらず、裸足で、頭髪はボサボサに乱れ、皮膚は黒く薄汚れ、歯は抜けてボロボロだ。放
インドの首都ニューデリーで、10代の女性がレイプされて死亡した事件に抗議する人々(2020年10月13日撮影、資料写真)。(c)Sajjad HUSSAIN / AFP 【1月29日 AFP】インドの首都ニューデリー東部で26日、21歳の既婚女性を拉致して集団レイプした後、街中を歩かせてさらし者にしたとして、複数の女を含む11人が逮捕された。警察が28日、明らかにした。 ソーシャルメディアに投稿された映像では、顔に黒インクを塗り付けられ、髪を切られた被害者が複数の女に小突かれたり、罵声を浴びせられたりしている。周囲では見物人が歓声を上げ、携帯電話で動画を撮影していた。AFPはこの映像を独自に検証できていない。 警察のR・サティヤスンダラム(R. Sathiyasundaram)氏は、隣人同士の「長年の対立」が原因とだけ明らかにした。 報道によると、加害者らの親族の16歳少年が、2歳の子ども
マラウイ・チラズル(CNN) アフリカ南東部のマラウイで、子どもたちに性行為を教える通過儀礼の慣習をやめさせようと、人権団体などが啓発活動を展開している。 同国南部のチラズルに住むグレースさんは10歳だった当時、「イニシエーションキャンプ」と呼ばれる通過儀礼キャンプに参加した。同地域ではこの年頃になったすべての少女がキャンプに参加することになっていて、「私たちは喜んで参加した。そこで何があるのか知らなかったから」とグレースさんは振り返る。 しかし到着してから聞かされた言葉に愕然とした。「男性と寝て、子どもの『あか』をはらい落とさなければならない。そうしなければ病気になる」 お手本として、1人の少女が横になり、年上の女性がその上に乗る様子も見せられた。「ダンスを踊って自分の上の男性を喜ばせなければならない」と言われ、性行為のやり方を教えられたという。 グレースさんの参加は家族も承諾しており、
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