沈めるしかないのか……。 元空母の今後を巡って国防省と環境省が対立 ブラジル海軍の元空母「サンパウロ」の今後を巡って、ブラジルの国防省と環境省の間に対立が生じていると、ブラジルメディアが報じています。 拡大画像 ちゃんと動いていた頃の空母「サンパウロ」(画像:ブラジル海軍)。(画像:)。 「サンパウロ」は、2019年9月に解体業務を請け負うトルコの会社が購入しましたが、船体に残るアスベスト問題からトルコ政府が入港を拒否。その後ブラジルへ帰還しましたが、ブラジルでも入港が許されずペルナンブコ州沖をさまよっていました。 ブラジル海軍はこの元空母を自ら、適量の爆薬によって船体に穴を開け、制御した状態で沈没させることを計画しています。 漂流中の「サンパウロ」は2023年1月18日に検査を受けた際、船体に大きな裂け目が発見され、4か月前に検査したときよりもはるかに深刻な状態であることが明らかになった