ヨギタ・リマエ、アフガニスタン特派員 「最後に子供のミルクを買えたのは2カ月前でした。いつもは哺乳びんにお茶を注いでいます。それかパンをお茶にひたして、子どもにあげています」。アフガニスタンの首都カブール東部の丘の上にある家で、泥レンガでできた床に座りながら、ソハイラ・ニヤジさんはそう話した。 ソハイラさんの家には道路が通っていない。下水が両脇を通る、急斜面の泥の小道を歩いて登る必要がある。 ソハイラさんは夫を亡くしている。6人の子供がおり、最年少は生後15カ月のフスナ・ファキーリちゃんだ。ソハイラさんが言っていた「お茶」はアフガニスタンの伝統的な飲み物で、緑茶葉とお湯だけで作り、ミルクや砂糖は入れない。赤ん坊の栄養となるようなものは何も含まれていない。 ソハイラさんは、この1年で国連食糧計画(WFP)の緊急食料支援を受けられなくなった1000万人のうちの1人だ。支援は巨額の資金不足によっ
「毎日、これが勤務最終日になるかもしれないと恐れています。職場に通うのも難しくなるばかりです」 こう嘆くのは、国境なき医師団(MSF)で働く女性のアフガニスタン人スタッフだ。昨年末、タリバン暫定政権によって女性が非政府組織(NGO)で働くことを禁じられ、医療現場でも不安が広がっている。いまのところMSFを含む医療団体はこの措置から除外されているが、今後も女性職員が働き続けられるかは正式に保証されていない。 NGOによる人道支援への依存度が高いアフガニスタンでは、医療分野のNGOに勤務する女性が不可欠だ。同国にいるMSFの医療スタッフは、半数以上を女性が占めている。 しかし前述のスタッフは、女性の自由な移動を制限するため、すでに検問所の係員があらゆる口実探しをしている、と話す。「つい先日も、病気になった妹が検査で病院へ行く途中、検問所で止められました。マフラム(男性親族)の付き添いがいないと
イスラム主義勢力タリバンが実権を握ったアフガニスタンで、女子バレーボール代表選手が斬首されたと海外メディアが報じ、衝撃が走っている。 米「ニューヨーク・ポスト」などによると、女子バレーボールチームのコーチであるアフザリ氏(仮名)が「ペルシャ・インディペンデント」に証言。「マジャビン・ハキミがカブールで軍隊がスポーツ選手を探している時に殺害され、その切断された頭部の写真がSNSに投稿された」と語っているという。 同コーチによれば、ハキミさんは10月初めに殺害されたが、タリバンが家族に口外しないよう脅迫していたため「これまで隠されていた」と主張している。 タリバン政権下では女子スポーツ選手が競技を続けることが困難になり、国外脱出を余儀なくされているが、女子バレーボール選手で逃げられたのは2人だけだという。
米国との和平交渉を率い、タリバン内閣の中でも穏健派としての役割を欧米諸国に期待されていたバラダル師は、事実上失脚した。 暴行を働いたのは、ハッカニ・ネットワークのリーダーの1人であるカリル・アル・ラーマン・ハッカニ氏とされる。 ハッカニ・ネットワークを率いるシラジュディン・ハッカニ氏は、テロ犯罪に絡む米連邦捜査局(FBI)の最重要指名手配者リストに入っている。 7日に発表された閣僚リストでは、包摂的な内閣を提唱していたバラダル師の提案が退けられ、タリバン外からの起用は皆無だった。シラジュディン・ハッカニ氏が内務相代行に就任する一方で、バラダル師は副首相の地位にとどまった。 12日にカタールのムハンマド外相がカブールを訪問した際、バラダル師は不在だった。バラダル師は16日に国営テレビで、自分は負傷も死亡もしていないと言明。カタール外相の訪問は知らなかったと述べた。 タリバンの報道担当ビラル・
とある社会系の学生 @a_student_SS @rtoiuyuiotyuijj いやいや、もともと男性ウケを狙った人で胸が大きい人だから警察が起用しようとしてると考えるのが、結論ありきで図表を作られてる感じがしますよね。 その理論なら、女性アイドルや女優さんだって、同じですよ。 2021-09-16 18:55:36 寝待月 @fukematituki 一生懸命作ったんだろうけど、結論ありきでかつ妄想だらけのこの図に意味も価値もないな 大体こいつらのようなやつってフェミニストじゃないし 自分達が気に入らないものは叩き潰すという「表現の破壊者」 理不尽な主張や抗議に対しての抗議を悪者化するとか最悪だ twitter.com/rtoiuyuiotyuij… 2021-09-17 11:21:45 uncle 眼鏡💉 @uncle_mmnpjgda 性的モノ化という意味不明の言語に対する、論
タリバンがアフガニスタンの有名な歌手を殺害したと元内務大臣が語った。 歌手のファワド・アンダラビは、彼が住む渓谷の家から連れ出され、銃殺されたという。 「イスラム教では音楽は禁じられている」とタリバンの報道官が述べた数日後のことだった。 タリバンは、アフガニスタンの公共の場で音楽を演奏することを禁止すると報道官が発言した数日後に、アフガニスタンの人気歌手を殺害したと元大臣が発表した。 アフガニスタンのアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)前大統領の下で内務大臣を務めたマスード・アンダラビ(Masoud Andarabi)は、歌手のファワード・アンダラビ(Fawad Andarabi)が8月28日に「残酷に殺された」とツイッターに投稿した。 LBCニュースによると、彼はパンジシール渓谷に近いアンダラブの村の家から引きずり出され、射殺されたという。 「今日、彼らは渓谷とそこに住む人々に喜
ロイター通信は、アフガニスタンの首都カブールの保健当局者とタリバンの関係者の話として、カブール国際空港付近で26日起きた大規模な爆発で、これまでに72人のアフガニスタン人が死亡したと伝えました。この中には、タリバンの戦闘員28人が含まれるとしています。 また、アメリカ国防総省は13人のアメリカ兵が死亡したと明らかにしていて、ロイター通信は、死者の数は合わせて85人になったと伝えています。 爆発のあった現場は アメリカ中央軍のマッケンジー司令官によりますと、大規模な爆発があった空港の入り口近くでは国外退避のために使われる航空機に爆弾などを持ち込ませないため、アメリカ軍の兵士が空港内に入る人たちの保安検査を行っていたということです。 また別の爆発が起きた現場近くのホテルについて、アメリカのメディアは、アフガニスタン人が国外退避の手続きを行う拠点になっていたほかアメリカ人の一時的な待機場所にもな
なぜ人々は母国を離れようとするのか。 理由の一つは、1996年から2001年までタリバンが首都カブールと国土の大半を支配した時代、シャリーア(イスラム法)による統治を急ぎ、彼らが「反イスラム」「非イスラム」と考えることを次々と禁じたことにある。 タリバンは当時、10歳以上の女子が登校することを禁じ、顔や髪をベール(特に顔と身体全体をすっぽりと覆うブルカ)で隠すよう命じた。男女を問わず歌謡曲を聞いたり歌ったりすることや踊ること、映画の上映、さらに伝統的な遊びのたこ揚げを禁止するなど、抑圧的な姿勢を取った。 特に国際的な非難を浴びた女子の登校禁止について、タリバンは当時、「教育は重要だが、男女は一定年齢になれば教室でも同席すべきではない。いまは女子を教育する施設や人員が足りないため、男子の教育を先行させている」と釈明していた。 こんな時代が、再びやってくるのだろうか。 タリバンが記者会見タリバ
アフガニスタンに関わった連中は全員不幸になるとしか思えない。これはほとんど歴史上の結論だと思う。以下に報道を眺めていて思った各勢力の現況を並べるが、どの国もポジティブな要素があまりにも少ない。 まずはアメリカ。対テロ戦争の大義を掲げて侵攻し、現地で蛮行を重ねたのちに軍事スキームの変化とともに撤退した。しかしオバマ政権以降の特殊部隊群の偏重による住民感情の一方的な悪化や、トランプ政権での撤退計画の加速、何より拙速にも9月11日までの撤退を急いだ自己陶酔的なバイデン政権の政治判断により、世界的に自国の敗北を印象付ける最悪の形での幕切れを迎えてしまった。 パックス・アメリカーナの落日。いずれアフガンでの戦争行為について国際的な非難を浴びせられる日が来るのかもしれない。われわれも一応かつての世界大戦の当事者としてそれに同調する可能性が無きにしもあらずだが、その時の極東情勢がどうなっているのか。もは
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