ウクライナのキーウ(キエフ)地域の国境施設がロシア軍の空襲で破壊されたている。[写真 ウクライナ内務省フェイスブックページ] ロシア軍から実際に去勢など残忍な拷問を受けたというウクライナ兵捕虜の証言が伝えられた。 ロシアに抑留され両国の捕虜交換で解放されたウクライナ兵の精神的問題を治療する心理学者アンツェリカ・ヤツェンコ氏は17日、英紙サンデー・タイムズとのインタビューを通じ戦争の惨状を伝えた。ロシア軍に捕まった25歳と28歳の2人の男性の話を伝えながらだ。 ヤツェンコ氏は被害男性らが初めて自分と会ってから1カ月間はどんなことを体験したのか口にすることすらできなかったとし、「もし地獄があるならば、『そこ』は地獄よりもさらに最悪だろう」という話をしただけだといった。 その後彼らの話を聞いたヤツェンコ氏はトイレに行って泣きに泣いたとし、「これまでこんなにぞっとする話を聞いたことがない」と話した
ウクライナの占領地域から子どもたちをロシア側に移送したとして、プーチン大統領とともに戦争犯罪の疑いでICC=国際刑事裁判所から逮捕状が出されたロシア政府の高官が記者会見し、戦闘地域の子どもたちを保護しているだけだと主張して強く反発しました。 国際刑事裁判所は、ウクライナ侵攻を続けるロシアが占領地域から子どもたちをロシア側に移送したことを巡って、国際法上の戦争犯罪の疑いで先月、プーチン大統領と子どもの権利などを担当するリボワベロワ大統領全権代表の2人に、逮捕状を出しました。 リボワベロワ氏は4日、モスクワで記者会見し、ロシアは国際刑事裁判所の管轄権を認めていないと強調した上で、戦闘地域の子どもたちを保護しているだけで本人や親の意思に反して違法に連れ去っていることはないと主張しました。 そして「事実を示されれば対処する。すべてが茶番にしか見えない。具体性がなく理解不能だ」と強く反発しました。
紀元前4世紀、スキタイ人の黄金の弓矢ケース。メリトーポリ郷土史博物館に所蔵されていた Photo: VoidWanderer, CC BY-SA 4.0, Wikimedia Commons 「取り返しのつかない災難」 ロシア軍は、占領した地域で、組織的にウクライナの文化遺産を破壊したり「略奪」したりしている。その被害が想像を超えるものであることが明らかになってきた。ウクライナの文化大臣や関係者たちはロシア兵のこの暴虐行為を非難するとともに、さらなる被害の防止に努め、国際社会にも支援を呼びかけている。 ロシアが略奪したり破壊したりしているものは、現在のウクライナという国のアイデンティティと結びつくものだけではなく、現地で発掘された古代の遺物も多いという。 ロシアによって占領されているメリトーポリでは、郷土博物館の職員がロシアによる処罰を恐れて匿名で取材に応じ、1700以上の所蔵品が持ち去ら
(CNN) ウクライナ国防省は16日、ロシア軍から最近奪還した東部イジュームの埋葬地で、440基の無名の墓を発見したと明らかにした。 ウクライナのゼレンスキー大統領はこれに先立ち、国内外のジャーナリストに埋葬地を公開する方針を示し、「何が起きているのか、ロシアの占領がどういう結果につながったのかを世界に知ってもらいたい」と表明した。 ウクライナの「戦略コミュニケーションセンター」の15日の発表によると、イジュームで見つかった墓の一部はまだ新しく、大半の遺体は民間人のものだという。 イジュームは4月にロシアの激しい砲撃を受けた。ハルキウ州とドネツク州の境に位置する同市は5カ月に及んだ占領中、ロシア軍の重要な拠点になっていた。 ウクライナ軍は今月10日にイジュームを奪還。ウクライナ東部を攻撃するロシア軍にとって戦略上の打撃になった。 ウクライナ国防省が16日に公開した写真には、イジューム付近の
ウクライナのゼレンシキー大統領は14日、ロシア軍は永遠にテロリストとなり、自らがウクライナに対して始めた戦争で負けるだけでなく、歴史でも敗北するだろうと発言した。 ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージにてロシア語で発言した。 ゼレンシキー氏は、「『同志』たちにロシア語で述べよう。今日のあなた方のミサイル攻撃、クリヴィー・リフへの、カラチュニウカ貯水場のダムへのミサイル攻撃、軍事的価値の一切ない対象への攻撃、実質的に数十万人の一般市民への攻撃は、ロシアが負けているもう一つの理由である。ロシアは、この戦争に負けているだけでなく、歴史自体でも敗北している」と発言した。 同氏は、歴史は人が書くのであり、人でなくなった者たちは決して歴史を書くことはないと述べ、「あなた方は歴史の中で何者となるだろうか? それらミサイルで攻撃する人。私たちの大地にやってきた者。弱者だ。あなた方は、市民と戦う弱者な
Published 2022/08/24 16:30 (JST) Updated 2022/08/24 21:20 (JST) 【ワシントン共同】米シンクタンク、戦争研究所は23日、激戦の末にロシアが5月に制圧したウクライナ東部ドネツク州マリウポリから千人以上の子どもがロシア・シベリアに移送され、ロシア人家庭で養子になっているとの分析を発表した。養子受け入れを決めた市民には補助金が支払われ、当局は300人以上の子どもが「新しい家族に会えるのを待っている」と宣伝しているという。 具体的な移送先として、チュメニ、イルクーツク、ケメロボ、アルタイ地方を挙げた。 また、ロシアがウクライナの独立記念日に当たる24日に、ドネツク州で自作自演の「偽旗作戦」を実施した可能性があると指摘した。
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