筆者のTLに、最近よく流れるようになってきた文字がある。 ウ冠に神と主で、「そしじ」と読むとされる文字である。 「GHQに潰された文字」とされ、確かに筆者の手元にある漢和辞典にも記載がなかった。一方、下記のツイートのように「『宗』『主』『神』を合わせた造語」として紹介されることもある。このツイートでは、直後に「古くからあった漢字」と言われており、一文の中で矛盾が生じているが、そんなことを気にしていては陰謀論界ではやっていけない。果たしてこの「そしじ」は、どこからやって来たのだろうか。 〜2010年頃:造語として紹介されている現在では情報が溢れてしまっている「そしじ」だが、時系列を遡っていくと騒がれ始めたのは2020年代であり、それ以前にはほとんど情報がなかったことが分かる。最初期の例としては2006年に書家のブログで紹介されていた。ここでは「実在する文字ではない」「造語というか、作られたも
「元々私は“コロナは存在しない”、“ワクチンは人口を減らすためのもので必要ない”と信じていました。身の回りにコロナに感染したという人がいたら、雇われた“工作員”だと考え『新型コロナのワクチンを打ったら、死んでしまうからワクチンは打たないほうがいい』と周囲の人を説得。その結果、学生時代の友達をみんな失って———。わかった気になり偉そうに語っていた自分が、今では本当に恥ずかしいと思っています」 ZOOM越しでこう語る一人の女性。一見すると普通の女性だが、実はネットではちょっとした“有名人”。ピンクドルフィンというアカウント名で、反ワクチンを唱える“陰謀論”からの目覚めの経緯を語ったツイートが4万回以上リツイートされ、話題を呼んだのだ。 なぜピンクドルフィンさんが陰謀論にのめりこんでしまったのか。そのきっかけは、彼女の幼少期にまで遡る。 「私の祖母が、医療ミスで亡くなったのが原因で、母が医療を信
陰謀論に感染すると本人も周りも苦しい。免疫力を高める体質づくりには、以下のような習慣が必要だと思っている。 「相手が愚かだから」で解釈しない 「自分は全体を見えている」と信じない 義憤ではなく好奇心で見る 自分に一貫性を課し過ぎない 標準理論をまず勉強する どれだけ予防的な習慣を取っても100%は保証できない。しかしリスクは低減できる。自分自身への予防措置として一旦まとめておこうと思った。 陰謀論の見た目 陰謀論は「正しいもの」として現れる。整合的に(筋道が通っているように)見える。以下のような手段でその「正しさ」は支えられる。 前提条件を見せない・隠蔽する:「既に証明されている」「明らか」「当然だ」といった言辞で、前提への疑問や遡行をシャットアウトする。 検証不能な前提を導入する:実証的に存在を確認できないもの(闇の組織や神)、裏取りのできない人物の意図や発言、無関係な事象の結びつけ(こ
荒唐無稽な陰謀論はどこで生まれるのか。『陰謀論』(中公新書)を書いた京都府立大学の秦正樹准教授は「『SNS悪玉論』が支持されやすいが、統計的には、民放の政治番組などのほうが、陰謀論との関連が強い」という――。(インタビュー・構成=ライター 梶原麻衣子) ツイッターの利用頻度と陰謀論は関係が薄い ――秦さんの新著『陰謀論』(中公新書)でかなり意外だったのは、陰謀論や陰謀論者が発生するのはSNSの働きが大きいとする「SNS悪玉論」が否定されていたことです。 【秦】特にツイッターに関して〈ツイッターの利用は、むしろ陰謀論的信念の低さと関連している〉と分析しました。元々政治に相当程度の興味があって、そういうアカウントばかりフォローしている人にとっては、「ツイッターはいつもどこかで政治的な話で炎上している」というように見えてしまうのでしょう。しかしこれこそがフィルターバブルの世界です。 私が5年ほど
公安調査庁といえば、日本の治安を脅かす団体や組織を監視するために情報収集を行ない、国家の安全を守る重要なインテリジェンス機関である。その公調から、衝撃的な内容のメールが流出して、内部で大騒ぎとなっている。 「安倍(晋三)元総理射殺の真犯人は山上(徹也・被告)ではない。別のスナイパーがいて、それを証明する動画などもあるが、マスコミから無視されている」 ネットで出回っている“陰謀論”の一つではあるが、テロ組織を監視する公調からこんな情報が出回り、仮に調査などが行なわれているとすれば事情は違ってくる。何が起きているのか。公調関係者が語る。 「送り主は本庁の経済安全保障特別調査室のベテラン調査官のA氏です。複数の職員に対して、そうした文面をメールやSNSなどで送っている。一斉メールではなく、内容はほぼ同じでも、相手によって微妙に言い回しを変えている。万が一、流出した場合に誰から漏洩したか特定できる
ブログ記事の引用・転載はすべて自由です。その際、ページのリンクを示していただけると嬉しいです。以下でキーワード記事検索ができます。 プロパガンダの世界で ロシアの特別軍事作戦に関しての日本の報道のいわゆる「プロパガンダ」は今も果てしなく継続しているようなのですけれど、目的がよくわからない。 ワクチン・キャンペーンの時のプロパガンダには「何らかの利益の関係」が、まあ、以下のような記事で書いた利益供給の世界的な範囲の広さからも、あったと思うのですが、戦争はわからないです。 [記事] 真実を報じ続ける世界中のメディアへのゲイツ財団からの贈り物 In Deep 2022年3月13日 ロシア側に不利な報道ばかりをして、日本の、あるいは日本国民の誰がどう得するのかが全然わからない。現時点では、ヨーロッパほどひどい状態ではないとはいえ、「不利益ばかりを受ける」のが実情だと思います。 しかも、あまり度が過
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