ウクライナ軍は、ロシアが一方的に併合している南部クリミアへの攻撃の結果、ロシア海軍の黒海艦隊の司令官が死亡したと、主張しました。これに対してロシア側のメディアは、司令官が死亡したとする主張を「偽の情報だ」などとして、否定的に伝えています。 ウクライナ軍の特殊作戦部隊は、南部クリミアの軍港都市セバストポリにあるロシア海軍の黒海艦隊の司令部を狙って今月行った一連の攻撃について、25日、SNSで「黒海艦隊の司令官を含む、34人の幹部が死亡した」と主張しました。 ウクライナの複数のメディアは、この司令官について去年プーチン大統領によって任命された人物だという見方を、伝えています。 一方、ロシア側の地元メディアは、ロシア国防省など複数の関係者の話として「黒海艦隊の司令官は当時、施設にいなかった。偽の情報だ」などとして、司令官が死亡したとする主張を否定的に伝えています。 ロシアの黒海艦隊が駐留し戦略的
9月13日にロシア海軍黒海艦隊の根拠地セヴァストポリの乾ドックがウクライナ軍に攻撃され、隣り合った2つの乾ドックに入渠していたロプーチャ級揚陸艦「ミンスク」とキロ級潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌ」が損傷しました。 ロシア側は「巡航ミサイル10発と自爆無人水上艇3隻の攻撃を受け、巡航ミサイル7発と自爆無人水上艇3隻を撃破(巡航ミサイル3発が突破)」と発表、ウクライナ側は「ストームシャドウ巡航ミサイル(英供与)とSCALP-EG巡航ミサイル(仏供与)の両方を使用した」と受け取れる発表を行っています。 そしてその被害状況を間近で撮影した動画と写真がロシア側から出て来ました。揚陸艦はミサイルが上から急降下して艦橋に直撃し大穴が空き大破炎上、上部構造物が崩れ落ちています。潜水艦は上から艦首への直撃でおそらく耐圧殻が貫通した上に、右舷中央にも上から被弾した状況です。両艦ともどちらも修理して直すのが困難な大
ロシアが一方的に併合したウクライナ南部のクリミアとロシアをつなぐ橋で起きた爆発について、プーチン大統領は、ウクライナ側によるテロ行為だとする見方を示し、非難しました。 プーチン大統領は10日に安全保障会議を開催する予定で、事態の一層の緊迫化は避けられない情勢です。 ロシアが8年前に一方的に併合したウクライナ南部のクリミアとロシア南部をつなぐ橋で起きた爆発について、プーチン大統領は9日、重大事件を扱う連邦捜査委員会のバストルイキン委員長から報告を受けました。 この中でプーチン大統領は「ロシアの極めて重要なインフラの破壊をねらったテロ行為であることは疑いの余地がない。計画の立案者であり、実行者で、黒幕でもあるのは、ウクライナの情報機関だ」と述べ、ウクライナ側によるテロ行為だとする見方を示し、非難しました。 また、バストルイキン委員長は、犯行は組織的で、ロシア国内や複数の外国の協力者も関与してい
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【モスクワ田中洋之】ロシアのプーチン大統領は15日に国営テレビで放送された番組で、1年前にウクライナ南部クリミアを一方的に編入した際、核兵器の使用を準備していたことを明らかにした。ウクライナを支援する北大西洋条約機構(NATO)との全面対決という事態に備えたという。一連のウクライナ危機でロシアの強硬姿勢が明らかとなったことで、欧米が反発し、ロシアとの対立がより先鋭化するのは必至だ。 【写真特集】ソ連時代の「核シェルター」で生活する幼児 番組は18日でクリミア編入を宣言してから1年となるのに合わせて制作された。プーチン氏は、クリミア編入を国際法違反と批判する欧米がどう反応するか予測できず、「軍にしかるべき策を講じるよう命じた」と説明。核兵器の準備に関して「我々は強引にやるつもりはなく、そうせざるをえなかった」と述べた。 また大統領は「クリミアは歴史的にロシアの領土であり、ロシア系住民が住
ウクライナ南部クリミア半島を訪問していた鳩山由紀夫元首相が14日、ロシアの民間航空機で成田空港に到着した。クリミアでの発言を確認しようと待ち構えていた記者団に無言を通し、足早に空港を去った。 鳩山氏は日本政府の自粛要請を無視し、10日から12日にかけてクリミアを訪問した。現地メディアの取材には精力的に応じたほか、11日の記者会見では昨年3月に実施された編入の是非を問う住民投票について「平和的かつ民主的プロセスにのっとって行われた」などと述べ、日本政府と逆の立場を示した。 13日にはロシアのプーチン大統領の側近、ナルイシキン下院議長とモスクワで会談し、「ロシアに対する制裁は不条理だ」などとも語っていた。
鳩山元総理大臣は、外務省が事前に中止を要請するなか、ロシアが一方的に編入したウクライナ南部のクリミアを訪問しました。 ウクライナ南部のクリミアを巡っては、外務省がロシアによる一方的なクリミア編入は力を背景とした現状変更であり、認められないという立場を示しています。 さらに、ロシアの査証を取得しロシアの手続きに従いクリミアに渡航することはロシアの領土であることを前提とするものとなり、「政府の立場と相いれない」として、鳩山氏に対し訪問の中止を要請していました。 これに対し鳩山氏は「クリミアの住民がロシアによる編入をどう思っているのか知りたい」と述べ、現地で住民の意思を確認するため、訪問を決めたとしています。 日本の総理大臣経験者がクリミアを訪問したことは、編入の正当性を主張するロシアに利用されかねないという見方が出ています。 鳩山氏のクリミア訪問は10日から12日までの予定で、11日に地元行政
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