東京では右空け、大阪では左空けなど、先を急ぐ人のためにエスカレーターで片側を空ける習慣が各地で定着しています。 そうしたなか2015年7月21日(火)から、全国の鉄道事業者や商業施設などが「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンを始めました。 「理由は安全確保です。利用者のケガなどを防止するためです」(一般社団法人 日本エレベーター協会事務局) 定着している片側空け、すなわち「エスカレーターで歩く」という行為には安全上の懸念があるといいます。もちろん、「手すりにつかまって歩けばよい」ということはありません。同協会によると、エスカレーターの片側空けによって機械的な問題が発生することは無いそうです。 また「歩くのはやめよう」ではなく「手すりにつかまろう」という表現になっている理由は、緊急事態などを考慮すると完全禁止は難しいなか、まず手すりにつかまり、立ち止まって乗ることがエスカレータ