北朝鮮は16日午後、南西部のケソン(開城)にある南北の共同連絡事務所を爆破しました。北朝鮮は、韓国の脱北者団体がキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長を批判するビラを飛ばしたことに強く反発していて、韓国大統領府は、緊急のNSC=国家安全保障会議を開いて対応を協議しました。 北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは16日夕方のニュースで南西部のケソンにある南北の共同連絡事務所を「午後2時50分に完全に破壊した」と伝えました。 破壊の理由について北朝鮮は、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長を批判するビラを飛ばした韓国の脱北者団体と、これを黙認したとして韓国政府を改めて非難しました。 韓国国防省が撮影した爆破の瞬間をとらえた映像では、建物の外壁が一気に崩れ落ち、その直後に施設全体が一瞬にして煙に包み込まれる様子がわかります。 韓国大統領府は16日午後5時すぎから緊急のNSC=国家安全保障会議を開き、対応を
4月末に世界を巡った「金正恩異変発生説」は、本人が5月1日に姿を現したことでいったん終息した。異変発生説と同時にメディアで様々論じられたのが、気の早い「後継者問題」だった。注目が集まったのは実妹の金与正(キム・ヨジョン)だ。 結論から言えば、もし、近い将来に金正恩が急死したり、執務不能になったりした場合、党や軍の最高幹部が一時的に職務を代行する可能性はあっても、最高権力者の地位を継承するのは金与正(キム・ヨジョン)以外に考えられない。これが現時点での筆者の見立てである。その理由を述べる前に、まず、金正恩政権発足後8年間の金与正の軌跡を簡単に振り返っておこう。 ◆金与正の軌跡 韓国統一部が5月13日に刊行した「2020北韓重要人物情報」によれば、金与正は1988年生まれ。有力な9月誕生説に従えば、現在満31歳ということになる(金正日の料理人を務めた藤本健二は著書で1987年生まれとしている)
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