NHKスペシャル「アジアの"一等国"」(2009.4.5放送)は、日本の台湾統治を採り上げたが、その内容については、さまざまな波紋を呼んでいる。「日本李登輝友の会」は、歴史を歪曲する番組だとして、NHKに抗議した。さらに、国会でもこの番組について議論が行われるという。金美齢氏は「自虐史観に基づく番組制作」と喝破した。 ここでとりあげる「知られざる台湾・台南市」は、2008年、米国ディスバリー・チャンネルによって制作された5回シリーズ「知られざる台湾」の一部。日本統治時代の台南の歴史を客観的な眼で淡々と叙述している。日本とは全く関わりのない番組であるのに、NHKよりも日本統治時代を正しく認識しているというのも驚きだ。NHK関係者は、ぜひ、この番組を見るべきだろう。そして、「アジアの"一等国"」で歪んだ歴史観を押しつけられた視聴者にもぜひこれを見てほしいと思う。
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