日本に住んでいたころの私は、いわゆる「政治的な正しさ」というのにあまり関心がなかった。とりわけ、最近のアメリカのドラマでは、主要な登場人物として黒人やアジア人を入れなくてはいけないのですよ、みたいな話を「それは窮屈な話だなあ」と受け取っていたように思う。本来は自由であるはずの創作に PTA 的な正しさを持ち込んできてうっとうしい。 そこから色々あって、アメリカに引越して、子供を育てる立場になった私にとって「政治的な正しさ」、とりわけメディアにおける人種や性別の構成というのは、結構切実な問題になった。自分の子供たちがアメリカ社会から受け取る印象というのを心配していて「アジア人も女性も、政治家にもポップスターにもエンジニアにも、主人公にもなれる人種なんですよ」というのをわかってほしいと思っている。 これは、私とその家族がここでは少数派になってしまった、ということから来ていると思う。 「アジア人
公開質問状株式会社三越伊勢丹 御中 2020年7月14日 貴社の運営する日本橋三越本店内 MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY にて開催されていた「フル・フロンタル 裸のサーキュレイター」展(以下、「フル・フロンタル」展)、また美術特選画廊 にて開催された「吉村誠司 日本画展 浮遊」展(以下、吉村誠司展)にて、2020年6月27日、作家・吉村誠司氏による差別的発言があり、またそれに貴社関係者が部分的にも加担していたという声明(添付資料)が「フル・フロンタル」展キュレーター及び参加作家である梅津庸一氏より2020年6月30日に発表されました。この声明の内容が事実であるならば、吉村氏の発言は人種、国籍、ジェンダー、年齢等によって人間を差別する行為であり許されるものではありません。この公開質問状は、梅津氏の声明のみで本件を判断する、あるいは問題そのものを見過ごすのではな
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