紀元前4世紀、スキタイ人の黄金の弓矢ケース。メリトーポリ郷土史博物館に所蔵されていた Photo: VoidWanderer, CC BY-SA 4.0, Wikimedia Commons 「取り返しのつかない災難」 ロシア軍は、占領した地域で、組織的にウクライナの文化遺産を破壊したり「略奪」したりしている。その被害が想像を超えるものであることが明らかになってきた。ウクライナの文化大臣や関係者たちはロシア兵のこの暴虐行為を非難するとともに、さらなる被害の防止に努め、国際社会にも支援を呼びかけている。 ロシアが略奪したり破壊したりしているものは、現在のウクライナという国のアイデンティティと結びつくものだけではなく、現地で発掘された古代の遺物も多いという。 ロシアによって占領されているメリトーポリでは、郷土博物館の職員がロシアによる処罰を恐れて匿名で取材に応じ、1700以上の所蔵品が持ち去ら
Published 2022/08/24 16:30 (JST) Updated 2022/08/24 21:20 (JST) 【ワシントン共同】米シンクタンク、戦争研究所は23日、激戦の末にロシアが5月に制圧したウクライナ東部ドネツク州マリウポリから千人以上の子どもがロシア・シベリアに移送され、ロシア人家庭で養子になっているとの分析を発表した。養子受け入れを決めた市民には補助金が支払われ、当局は300人以上の子どもが「新しい家族に会えるのを待っている」と宣伝しているという。 具体的な移送先として、チュメニ、イルクーツク、ケメロボ、アルタイ地方を挙げた。 また、ロシアがウクライナの独立記念日に当たる24日に、ドネツク州で自作自演の「偽旗作戦」を実施した可能性があると指摘した。
背中に6発を超える銃弾 ウクライナではロシア軍撤退後のキーウ(キエフ)北郊で見つかった集団墓地から回収された遺体の検視が進んでいる。そうしたなか、女性たちの遺体からロシア兵に殺害される前にレイプされていた証拠が見つかっているという。 「銃殺される前にレイプされていたことを示す遺体が何体かあります」と、ウクライナ人法医学者のウラジスラフ・ペロフスキーは言う。彼のチームは、ロシア軍が約1ヵ月にわたり支配していたブチャやイルピン、ボロジャンカで検視解剖を行っている。 「まだ検視すべき遺体が何百体とあり、データを集めている途中なので詳細は明かすことはできませんが」と言うペロフスキーによれば、背中に6発を超える銃弾を受けて殺害されていた女性が何人もいたという。 彼のチームは1日に約15体を検視しており、その多くがバラバラに切断されるなど損傷が著しいと話す。 「焼かれた遺体、外見がひどく損なわれた遺体
キーウ(キエフ)州で占領時にロシアが実行した戦争犯罪につき、ウクライナの捜査機関を支援するべく、フランスの専門家がウクライナに到着した。 ポンサン駐ウクライナ仏大使がツイッター・アカウントで発表した。 ポンサン大使は、「リヴィウにて、誇りと共に技術科学派遣隊を歓迎している。彼らは、キーウ周辺で行われた戦争犯罪の捜査においてウクライナの同僚を支援するために訪れた。フランスが最初にそのような支援を与える。明日彼らは仕事を始める」と書き込んだ。 なお、3月29日以降、キーウ州のイルピン、ブチャ、ホストメリをはじめとする各自治体がロシア軍から解放されているが、解放後の自治体にて、ロシア軍による民間人の大量殺人が確認されている。 キーウ州ブチャ市にて、約300人の住民が集団墓地に埋葬されていることがわかった他、路上でも何十人もの住民の遺体が見つかった。何名かの遺体は、手が後ろで縛られていた。 また、
ウクライナの首都キーウ近郊ブゾワで、ガソリンスタンドのマンホールの中から息子が遺体で見つかり、泣き崩れる女性(2022年4月10日撮影)。(c)Sergei SUPINSKY / AFP 【4月11日 AFP】ウクライナのイリーナ・ベネディクトワ(Iryna Venediktova)検事総長は10日、英衛星放送スカイニューズ(Sky News)のインタビューで、首都キーウを含むキーウ州でこれまでに1222人の遺体が発見されたことを明らかにした。 ウクライナ政府は、キーウ周辺の各都市でロシア軍の撤退後に多数の民間人の遺体を発見。ロシア軍が戦争犯罪を行ったと非難している。 現地のAFP記者によると、キーウ西郊ブゾワ(Buzova)近くでは10日、幹線道路沿いのガソリンスタンドのマンホールから少なくとも2人の遺体が見つかった。遺体は民間人の服と軍服の両方を着ていたようだった。 警察と兵士は、タン
Sanshiro Hosaka @HosakaSanshiro なお、これらソ連・ロシア軍の民間人処刑を命令・実行した者は今日まで誰一人として裁かれていない(私の知る範囲では)。どころか、「ファシスト」を退治した英雄として今日まで崇拝されている。 2022-04-04 01:41:11 Nataliya Gumenyuk @ngumenyuk The head of Motyzhyn Olga Suhenko, her husband,son were tortured,killed by Russians.The family was delivering bread,medicine,evacuated their people.300 ppl walked after the coffins:”They could leave,they stayed to help us.They
ウクライナ・リビウ(CNN) ウクライナ軍が首都キーウ(キエフ)地域での戦闘後、捕虜として拘束したロシア兵を処刑する場面を撮影したと思われる映像が、テレグラムに掲載された。CNNはこの映像が撮影された場所を突き止めた。 【画像】映像には「V」の文字が書かれたロシア軍車両が映っていた 問題の映像は戦闘後に路上で撮影されたもので、ウクライナ軍の記章と青い腕章を着けた兵士のグループが映っている。道路には、ロシア軍の制服を着た男性少なくとも4人が倒れていた。そのうち3人は頭部に傷があり、体の周りに血だまりができていた。もう1人はジャケットを頭からかぶせられ、あえいでいる様子だった。 「まだ生きてるぞ」。1人の男性がロシア語で言った。「あえいでる」 1人の兵士がライフル銃を向けて2発撃ち、一呼吸おいてもう1発撃った。あえいでいた男性は動かなくなった。 撮影者は次に、「V」の文字が入ったロシア軍の戦車
破壊されたロシアの装甲車=4日、キーウ西郊ブチャ/Aris Messinis/AFP/Getty Images (CNN) ドイツ連邦情報局(BND)は6日、同国議会の委員会会合で、ロシア兵がウクライナでの兵士や市民の銃撃について話す無線を傍受したと報告した。会合に詳しい情報筋が明らかにした。 この報告が会合の最重要項目だったという。ロシアは戦争犯罪の発生を否定しているが、この記録はロシア軍のこうした行動様式を暗示している可能性がある。 本件を最初に報じたドイツ誌「デア・シュピーゲル」によると、BNDはウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊ブチャでの市民殺害について話すロシアの無線を傍受した。一部の会話は特定の殺害に直接かかわる内容の可能性があるという。 米紙ワシントン・ポストは匿名の当局者の話として、ドイツ情報機関はロシア軍がブチャでの殺害に関与したことを示す衛星画像を持っていると伝えた。た
ウクライナ南東部ザポリージャの国内避難民向け施設のテントの外に立つエレーナさん(仮名、2022年4月5日撮影)。(c)BULENT KILIC / AFP 【4月8日 AFP】ウクライナ南部ヘルソン(Kherson)で暮らしていたエレーナさん(仮名)は、同市を制圧したロシア軍の兵士2人から受けた性的暴行について、時に感情を抑えられない様子を見せながらも、自身の身に起きたことを話したいと語った。 エレーナさんは、他の住民から兵士の妻だと密告されたことで標的となった。同様の被害を訴える女性は他にもおり、ウクライナではレイプが「戦争の武器」として使われていると人権団体は指摘している。 ヘルソンから脱出したエレーナさんは、北西に約300キロ離れたザポリージャ(Zaporizhzhia)に到着。同国中部で4人の子どもたちと合流するためにバスを待つ間、AFPの取材に応じた。 ロシアの侵攻が始まった2月
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