先週、東京・大手町の書店に取材帰りに立ち寄った。目当ての小説が文庫化されているか確認するのが目的だったが、ついでに担当の生命保険関連で参考になる書籍があるかコーナーをのぞいてみた。 すると、「生命保険の罠」「保険会社にカモられない」「だまされるな」「生保社員は自社の保険に入らない」など刺激的な見出しや内容の書籍が並んでいた。 パラパラとページをめくると、親戚(しんせき)や知り合いが生保レディーで、付き合いで加入した▽新入社員だったころに保険会社のセールスにあい、なんとなく加入した▽親が昔からかけてくれていたのをそのまま引き継いだ-で入ったケースが多い、などと書いてある。 なるほど、自分も親がかけてくれたのを引き継ぎ、入社すると同時に、親が勝手に給与天引きに切り替えていたのを思い出した。そして「無駄」という言葉に何度も今の保険で本当に大丈夫かと不安を覚えながら、ふと考えた。「この疑問を自分が