炎と煙を上げるロンドン西部の高層住宅(2017年6月14日、地元住民提供)。(c)AFP/Natalie Oxford 【6月15日 AFP】英ロンドン(London)西部の24階建て高層住宅で14日未明に発生した大規模火災で、近隣住民らは、安全性への懸念が以前からあったにもかかわらず、富裕層が住む地域ではないため無視されてきたと、憤りをあらわにしている。 火災が起きたグレンフェル・タワー(Grenfell Tower)の入居者団体の元会長、ダミアン・コリンズ(Damian Collins)氏はAFPの取材に対し、住民らは昨年完了した同タワーの大規模改装の対処について地元議会に苦情を申し立てていたと説明。「私たちは、実際に悲劇が起きないと皆の目は覚めないし、ビル管理者が責任を問われることもないと言っていた」と述べた。 コリンズ氏によると、入居者らは建物内の火災非常口が足りないことを特に懸念