富士通は28日、IT技術を活用し、自宅や貸しオフィスでも仕事ができる「テレワーク勤務制度」を4月21日から全社員約3万5千人を対象に導入すると発表した。外出先から自身の職場に戻らなくても、社員が立ち寄って書類作成などの仕事ができるワークスペース「F3rd(エフサード)」も主要拠点に順次開設。営業職のムダな移動時間の削減など業務の効率化につなげる。 テレワーク勤務は利用回数に制限はない。終日テレワーク勤務は週2回まで認められ、1日8時間までとする。顧客企業に常駐するシステムエンジニアなどは適用に時間はかかるが、「8割ぐらいの職場に導入可能だ」(林博司執行役員人事本部長)としている。 これにともない、現在は汐留本社と川崎市の2カ所にある「エフサード」も全国で展開。来年度上期中に7カ所に増やす。 また勤務時間の管理として不要な残業を減らすためのソフトも導入。予め社員の勤務時間を設定し、パソコンを