【デトロイト=中西豊紀】米カリフォルニア州大気資源局(CARB)は12日、独フォルクスワーゲン(VW)が提出した排ガス不正車のリコール(回収・無償修理)計画を却下したと発表した。内容が法的な基準を満たしていなかったためだと説明している。米国でのVWの信頼回復には打撃になりそうだ。VWは2015年11月、排気量2リットルのディーゼル車についてCARBと米環境保護局(EPA)にリコール計画を提出し
独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題に絡み、中国の環境NGO「中国生物多様性保護・グリーン発展基金会」(緑発会、本部・北京)がVWの中国販売子会社に対し、謝罪や賠償を求める訴訟を起こしたことを明らかにした。訴状では、VWが「低いコストで高い利潤を追い求め、故意に問題車を輸入して中国の大気汚染をひどくした」とし、謝罪や賠償、汚染した環境を復旧することなどを求めている。 訴えは16日までに、VW子会社がある天津の裁判所に受理された。VWは問題の車を中国では生産していないが、1950台を輸入した。中国での影響は軽微と見られるが、販売台数が世界で最も多い中国市場で訴訟が注目を集めれば、傷口はさらに広がる。VWの中国法人は訴状をまだ受け取っていないとする一方、「(訴訟を)重視している」とする。 中国では今年から、環境NGOが社会の利益が侵害されたことへの「公益訴訟」を起こすことができるように
ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンが、ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題で、韓国政府は問題のディーゼル車が韓国国内でも販売されていることを確認し、フォルクスワーゲンの韓国法人に対して、日本円でおよそ15億円の課徴金の支払いなどを命じたことを明らかにしました。 韓国環境省は26日にその結果を発表し、フォルクスワーゲンのSUV=多目的スポーツ車のエンジンが、排ガス試験の時だけ有害物質の排出を低く抑える一方、路上を走行する時には最大で基準の31倍の窒素酸化物を排出することを確認したということです。 このため韓国環境省は、フォルクスワーゲンの韓国法人に対し、同じエンジンを搭載している15車種合わせて12万5000台余りをリコールの対象にするとともに、141億ウォン(およそ15億円)の課徴金を支払うよう命じたことを明らかにしました。 韓国政府は、ディーゼル車を韓国国内で販
11月24日、非政府組織のドイツ環境支援協会は、仏ルノーのディーゼル車「エスパス1.6dCi」について、最大で現在の欧州基準の25倍の窒素酸化物の排出が明らかになったと発表した。写真はエスパスの広告、パリで13日撮影(2015年 ロイター/Christian Hartmann) [ベルリン 24日 ロイター] - 非政府組織のドイツ環境支援協会(DUH)は、仏ルノーのディーゼル車「エスパス1.6dCi」について、最大で現在の欧州基準(ユーロ6)の25倍の窒素酸化物の排出が明らかになったと発表した。 試験はスイスの応用科学大学により新方式で5回実施された。 ルノーのコメントは得られていない。 欧州では、試験をめぐり当局とメーカーの関係が近すぎるとの批判があり、DUHは改革を求めている。 DUHの発表文の中で国際クリーン交通委員会(ICCT)の共同創設者のアクセル・フリードリヒ氏は「このような
【フランクフルト時事】ドイツ連邦自動車局は11日、フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れを受けて実施している国内外メーカーのディーゼル車を対象とした調査で、有害物質である窒素酸化物(NOx)の「多量排出」を複数車種で確認したと発表した。 ドイツのメディアによると、調査対象はVWのほか、トヨタ自動車やマツダ、独BMW、メルセデス・ベンツ、米フォード・モーター、韓国・現代自動車などの乗用車や小型商用車を含む計50車種超。ただ同局は、高水準の排出があった車種を明らかにしていない。 調査はまだ途中段階で、現時点の結果は初期的なデータに基づくものという。今後は各メーカーと協力して分析をさらに進め、最終結果をまとめる方針。
ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンは、不正なソフトウエアを搭載したディーゼル車を巡って損害賠償を求める訴えが相次ぐなか、アメリカの顧客におよそ12万円分の金券を配布すると発表しましたが、訴訟を封じ込めるねらいがあるなどと批判の声が上がっています。 アメリカでは、問題の車の購入者が、車の価値が損なわれたなどとして各地の裁判所で損害賠償を求める訴えを起こしていて、金券の配布によって会社への不満を和らげるねらいがあるものとみられ、アメリカ法人のホルン社長は「今回の対応は顧客の信頼回復に向けた第一歩だ」と話しています。 一方、この問題を追及しているアメリカ議会の一部の議員は、金額が不十分なうえ、金券を渡すことで訴訟を封じ込めるねらいがあるなどと厳しく批判しています。
独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は9日、排ガス規制逃れの不正があったディーゼル車の米国の所有者に対し、合計1千ドル(約12万円)分の金券などを支払うと発表した。車の所有者への「おわび」の意思を示したといえる。 対象は、米環境保護局(EPA)の指摘で不正が発覚した排気量2リットルのディーゼルエンジンの搭載車。所有者には自由に使える500ドルのプリペイドカードと、VWのディーラーでの各種支払いに使える500ドルの金券をセットで配布するという。EPAが9月に指摘した排気量2リットルの不正な車両は48万2千台だった。 VWは「顧客の信頼を回復するための第一歩になればと願っている」と説明している。VW車の米国での販売台数は、10月は前年同月比で0・2%増だった。ゼネラル・モーターズ(GM)やトヨタ自動車などの日米大手メーカーが軒並み2ケタ増だったのに対し、VWはほぼ横ばいにとどまっており、不正
ドイツの大衆紙ビルトは8日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)で新たに発覚した二酸化炭素(CO2)の排出量をめぐる不正行為が、2013年から15年春にかけて行われていたと報じた。VWの内部調査で、複数の技術者が証言しているという。 同紙によると、12年、最高経営責任者だったマルティン・ウィンターコルン氏が、CO2排出量を15年までに30%削減すると表明。この目標達成が合法的な手段では難しく、排出量を実際より低く見せかける不正が始まったという。 不正の手口について、技術者たちは、検査時にタイヤの空気圧を通常より高くするなどして実際の走行時よりも良い数値結果になるよう偽装し、独自動車当局に報告していたなどと証言しているという。 VWをめぐっては、ディーゼル車の排ガス規制逃れの不正が9月に発覚。その後の内部調査で、11月になってCO2排出量をめぐる不正が新たに判明した。(ベルリン=玉川透)
New Car Reviews First Drives Road Tests Driveway Tests Long-term Car Reviews Editors' Picks Most Reliable Cars Buying Guides Videos All Reviews Car Buying Car Buying Best Used Cars Best Cars Best SUVs Best EVs Best Deals Car Values Car Finder Compare Vehicles Dealers Near You Rebates & Incentives Car Buying Advice Car Insurance Repair Shops Recalls Ownership Resources All Buyer's Tools Makes & Mod
【フランクフルト時事】独紙ウェルト(電子版)は7日、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)によるディーゼル車排ガス不正問題について、ドイツ政府が遅くとも2011年には認識していた可能性があると報じた。 ただし政府は強く否定している。 同紙によると、NGOの「ドイツ環境支援協会」が11年2月に独運輸省の担当者と面会し、不正を伝えた。同協会の記録には「問題は省内で認識されていた」との記述があるほか、問題対応のため、同省の担当者が国連欧州経済委員会(UNECE)や省内の作業チームに参加したことが記載されているという。 運輸省は面会の事実は認めたものの、不正は認識していなかったと主張。UNECEとは排ガス試験などの手法を世界的に統一する構想について11年から協議してきたが、VWの問題に絡む作業チームは存在しないと反論した。
「週刊ダイヤモンド」10月10日号の第1特集は「トヨタvsフォルクスワーゲン 最強の自動車メーカー」です。独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正スキャンダルが勃発し、トヨタ自動車に好機が転がり込んでいます。一方、VWと“離婚”したばかりのスズキは新たな組手を模索するのでしょうか。世界の勢力図が激変する中、最強の自動車メーカーを巡る決戦の行方を追います。 〝孤独死〟もあり得るかもしらん──。独フォルクスワーゲン(VW)との提携解消を決意し、単独で生き残る道を選んでいたはずの鈴木修・スズキ会長は、近しい人物に思わずそう漏らした。 今年8月末、スズキとVWの4年にわたる泥仕合に終止符が打たれ、提携解消がついに成立した。記者会見の席では、「(今後は)提携を考えているというより、自立して生きていくことを前提にやっていきたい」と、強気な姿勢を示していた修会長。 しかし胸の内では、単独で生き残れるどこ
独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が欧米で売ったディーゼル乗用車に排ガス規制を逃れる不正ソフトを積んでいた問題で、国土交通省は日本でも不正ソフトの搭載を禁じる規制を前倒しで導入する検討に入った。もともと2018年に導入予定だったが、主要国で日本の規制が遅れている事態の解消を急ぐ。 米環境保護局(EPA)によると、VWは試験の間だけ排ガスを低減する装置を働かせ、環境基準を満たしたかのように装う不正ソフトを積んでいた。実際に道を走るときに排出される窒素酸化物(NOx)は、米国の基準の10〜40倍に上っていたとされる。 こうした不正ソフトの使用は、米国は1990年に、欧州連合(EU)も2001年に禁じている。 一方、日本では、東京都が11年、国内トラック大手のディーゼル車が、今回のVWと似た不正をしていると指摘した。 メーカーは規制逃れは認めていないが、該当車のプログラムを書き換える
ドイツのフォルクスワーゲンがディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題で、ドイツの通信社は、フォルクスワーゲン本社のエンジンの開発部門が2005年から2006年にかけて不正ソフトの搭載を決定したと伝えました。 ドイツのDPA通信は28日、ドイツの自動車メーカーの関係者の話として、ドイツ北部ウォルフスブルクにあるフォルクスワーゲン本社のエンジンの開発部門が、2005年から2006年にかけてディーゼル車への不正ソフトの搭載を決定したと伝えました。 フォルクスワーゲンは当時、苦戦していたアメリカ市場での販売を伸ばすため、価格を低く抑えながらアメリカの厳しい排ガス基準を満たすディーゼル車の開発を迫られていて、排ガスの浄化装置の設置はコストがかかりすぎることから不正ソフトの使用を決めたということです。 今回の不正の責任を取って会長を辞任したウィンターコルン氏が2007年に会長に就任する以前か
「初診は2年後になります」親が絶句する児童精神科の実態 子どもの発達障害なかなか診ず…実はパンク状態、その深刻な背景
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く