マルコさんの連載「つれづれイタリア〜ノ」でも長距離ライドが人気になっているというレポートがありましたが、イタリア以外でもこのブームは来ているようです。わたしのロンドンの自転車仲間や英語圏サイクリング界でこの夏最もアツかった話題のひとつは、ベルギーからトルコまでのおよそ4000kmでレースをする「トランスコンチネンタルレース」(TCR)と、アメリカを横断する7000kmの「トランス AM(アメリカ)バイクレース」でした。ウルトラマラソンやウルトラトレイルもますます人気上昇中のようですが、自転車ももちろん例外ではないということのようです。 多くのライダーが、獲得標高は刻んでしまうがスイスアルプスの北側を選んで西に向かった。アイガーの威容を後にし、イナートキルヒェンへの下り、第2チェックポイントのフルカ峠はもうすぐそこだ Photo: George Marshall 孤独と戦うウルトラレース 2