NTTの澤田純社長は26日、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)製品に関して、第5世代(5G)移動通信システムのネットワークには導入しない方向であることを明らかにした。ファーウェイ製品をめぐっては、米国が他国に、5G通信網から排除するよう求めてきた。 澤田氏は「これまでも基地局などには入れていない」とした上で、既存のネットワークを基礎として5G通信網も構築するため、原則的にファーウェイ製品は入らないと説明。「米国の政府や大企業との取引を失う恐れがある」とも指摘した。スペイン・バルセロナで共同通信のインタビューに応じ明らかにした。 総務省は安全保障上の理由で、基地局など基幹的な通信設備からファーウェイなどの製品を事実上排除する指針を示している。(共同)