【野村周平】柔道女子の暴力問題は、フランスでも関心を呼んでいる。日本の3倍を超える約60万人の競技人口を持つ柔道大国は、どう見ているか。 「今回のニュースに驚きはなかった」。柔道担当10年超のスポーツ紙「レキップ」のオリビエ・ビアンフェ記者は話す。国際合宿などで、日本の指導者が選手を平手打ちするのを何度も見たという。 フランスのクラブで教える1980年世界選手権女子48キロ級覇者のジェーン・ブリッジさん(英)は日本での合宿経験も多く、「日本は欧州より厳しい練習を積んでいる。私が見る限り、今回の問題は昔からあったことではないか」と話す。「理不尽な猛練習が、選手を鍛えることはある。問題は暴力とトレーニングの線引きではないか」 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら 関連記事柔