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朝6時の小学校でばあちゃんたちが…しんしんと冷え込む、2月の朝6:00。 大阪市東淀川区・西淡路小学校の通用門をがらがらと開けて入っていく人たちがいる。 71歳3人、76歳1人のばあちゃんたち4人。 彼女たちは、これから朝ごはんを作る。 「朝ごはんやさん」でも、このばあちゃんたちは「給食のおばさん」ではない。 地域のばあちゃんたち。 彼女たちは月・水・金の週3回、西淡路小学校の家庭科室で、子どもたちのために朝ごはんを作っている。 名づけて「朝ごはんやさん」。 まだ人気のない校内に看板が出され、ここからスタート(以下、写真はすべて筆者および筆者アシスタント撮影)クリームスープの湯気がたちこめる看板を出し、そろいのエプロンをつけ、マスクに頭巾に手袋でお決まりの調理スタイルになって、さあ調理スタート。 7時前、校庭に面した家庭科室には、湯気がたちこめる。 今日は、ツナ・コーン・ピーマン・タマネギ
今月末で閉じられる大阪市立住吉市民病院(住之江区)は、利用者にとってどのような存在だったのだろうか。2012年から同病院の医療ソーシャルワーカーを務めた中辻潔さん(52)は「とくに未成年の妊産婦にとっては学校であり居場所でした」と語る。 若年や未婚、生活困窮など社会的困難を抱えている特定妊婦の入退院を支援していました。見えてきたのは、貧困のうちに孤立している女性の姿です。 17歳の若年妊婦がいました。親から虐待され、施設で成長した彼女が新しい命を授かった。コミュニケーションが苦手でしたが、「産みたい。育てたい」と前向きでした。受診を欠かさず、助産師の指導も熱心に受けていました。テキストに読めない漢字があると「なんて読むん?」と口は悪かったですが、ひたむきでかわいかったですねえ。 普通、「先生」と呼ばれるのは産科医だけです。でも彼女は分からないことがあると看護師や助産師にも「先生、先生」と聞
ジュー&マリーの「戦後日本の殺人の動向」におけるもうひとつの論点は、日本においては実の母親による嬰児殺しが多く行われていることでしたにゃ。 では、以下にサマリーを ハミルトンの血縁淘汰の理論によれば*1、同祖遺伝子を共有する血縁者間には協力行動が生じやすく、攻撃的にはなりにくいはずである。事実、世界的に見て、殺人のほとんどは非血縁者どうしのものであり、遺伝子を共有しあうものが殺し合うことは少ない。 ところが、日本では、殺人者と被害者の間の平均血縁度(血縁度rとはある遺伝子に注目した場合にその遺伝子を二個体が共有している確率と言うことができる。倍数体の生物(ヒトなど)の親子では、ある遺伝子が親子間で共有されている可能性は50%である。これを0.5と表す。兄妹間も同じ0.5、祖父母や叔父叔母に対しては0.25、いとこ同士は0.125となる。一卵性双生児の兄妹は1である。また自分自身も1と見なす
Q.だれが飢えに苦しんでいるのですか? A.飢餓というと、1984年から85年にかけて起こったエチオピア飢饉の被災者、バングラディシュで起きた洪水によって家を失った人々やコンゴ共和国での紛争から逃れてきた避難民たちを思い浮かべるかもしれません。確かに、近年起こった災害による被災者が約3,000万人から4,000万人いますが、飢餓人口全体のうちのわずか8%です。 ほとんどの人が、世界中には、ニュースのヘッドラインにならない8億人以上の人たちが飢餓で苦しんでいることを知りません。これは、アメリカとヨーロッパ連合の総人口よりも多いものです。飢えに苦しむ人たちは年齢も状況もさまざまです。例えば、母親から十分なミルクを与えられない赤ちゃん、世話をしてくれる身寄りのない老人、都市のスラム街に住む失業者、小作人、エイズにかかった孤児や特別な治療や食糧支援を必要とする病人たちなどです。 その中でも特に、子
職員の車に園児を分散させ、各車に子供を乗れるだけ乗せて、逃げた。 決して冷静ではなかった。災害用に備蓄していた防災グッズも持っていけなかった。車を取りに行くなかで、急いだためか靴が脱げた職員がいた。 職員は脱げた靴はそのままにして、急いで車に乗り込み、園に引き返してきた。避難の途中、佐竹さんの車も渋滞に巻き込まれかけた。道路を逆走する車もみた。 正常な状態ではない閖上の街を走りながら、ただただ恐怖だけが募った。 《もし、何もなかったら笑って帰ればいい。でも、なにか起きたら私たちは全員でさようならだと思っていました。 思い出したのは、閖上に親戚が住んでいた職員から聞いた話です。 その親戚は「引き波が怖い」と言っていたといいます。もしかしたら……という思いで精一杯走ったんです。》 午後3時20分、閖上小東昇降口に全員がたどり着いた。園児と職員の数があった一瞬だけ、安堵できた。しかし、安心できる
2017.08.25 17:00 「俺だってつらいんだ」に終始する男性の生きづらさ論/『介護する息子たち』著者・平山亮さんインタビュー【1】 社会学者の平山亮さんは、去る2月に『介護する息子たち 男性性の死角とケアのジェンダー分析』(勁草書房)を上梓されました。その名のとおり「介護する息子」の研究をとおして、介護=ケアと、庇護される立場の男性性=息子性を分析する、男性によるあたらしいジェンダー論でした。 近年、「男性の生きづらさ」を照射する日本の男性学が注目されています。その「男性の生きづらさ」の例として挙げられているのは、一家の稼ぎ手=稼得役割になることが求められる一方、「イクメン」が理想とされ、家事や育児も期待されるたいへんさです。しかし、そもそもいまだに男女が平等とは言えない状況で、その「生きづらさ」は本当に的を射ているのか? 今回は、平山さんに「男性の生きづらさ」論によってごまかさ
8月某日。東京地裁の法廷に、車いすの女性被告人がいた。見るからに異常なやせ方だ。黒のパンツスーツからのぞく足首は、明らかに私の手首より細い。頬は窪み、頬骨が突き出している。顔に生気がなく、唇にも色がない。口角は下がり、前屈みの姿勢もあいまって、30代初めという実年齢よりはるかに老けて見える。 東京地方裁判所 万引きで罪に問われるのは4度目だ。最初は書面による略式裁判で罰金刑。初めて正式裁判を受けた時は、懲役に執行猶予がついたが、次には実刑に。その一審判決を不服として控訴し、保釈で自由の身でいる間に、コンビニでおにぎりなど409円相当を万引きし、また捕まった。 拘置所収監中にどんどんやせて、とうとう命に関わる状態に。救急車で病院に運ばれて、入院。刑務官に車いすを押されて裁判に出廷できる程度には回復したが、摂食障害の症状は依然として重い。 後日、検察側は懲役1年を求刑した。しかし実刑となっても
「どうですか?」 北九州医療刑務所長で医師の瀧井正人(67)の診察は、いつもその一言から始まる。 「『何が』どうなのか」という主題を、瀧井は示さない。初めての患者は困惑するが、助け船は出さずに、患者が語り始めるのを、じっと待つ。何を語るかによって、今の患者が抱えている問題、心の状態などが見えてくるからだ。 摂食障害の女性受刑者が増えている現状や背景を4回に渡って伝えるシリーズの3回目は、重症の患者を受け容れている北九州医療刑務所の状況をレポートする。(参考:シリーズ1回目の記事、2回目の記事) ある日の診察から瀧井所長の診察室で その日、朝一番の患者はD子(40)。白いガーゼに青い花をちらしたパジャマにピンクのサンダル。腕は折れそうに細く、血管が浮き出ている。肌は青白い。髪の毛も細く、量は少ない。それを後ろで無造作に束ねている。壁際に座る患者と机を挟んだ医師の距離は、一般の医療機関に比べて
「食べない人は、一切食べようとしない。水が入ることも拒否する人がいるんですよ。食べるけど、その後に吐く人もいます。食べない人に『食べなさい』と言っても、食べない。そのままにしておくと弱ってしまう。本当に困っています」 そう語るのは、栃木刑務所統括矯正処遇官の野田雅子看守長だ。栃木刑務所は、日本で最大規模の女子刑務所。摂食障害受刑者の数も、最も多い。 栃木刑務所 全国の女子刑務所では現在、拒食や過食を繰り返す摂食障害の患者の数が増えている。その現状や背景などを4回にわたって伝えるシリーズ2回目の本稿では、症状の重い患者の状況とその対応に当たる刑務官や医師らの悩みについて伝えたい(参考:シリーズ1回目の記事)。 「認知の歪み」とこだわり 野田によると、摂食障害の受刑者に、自分の状態を認識させるところから、刑務官たちの苦労は始まる。 摂食障害受刑者の対応について語る野口雅子看守長 摂食障害患者の
「ここにいる、今が一番楽しい」――そう言って穏やかな笑みを浮かべるこの老人の表情から、11回もの服役を重ねた暗い過去をうかがい知ることは難しいのではないか。 「今が一番楽しい」と笑顔彼が言う「ここ」とは、北九州市でホームレスなどの生活困窮者を支援するNPO「抱樸(ほうぼく)」(奥田知志理事長)が運営する無料低額宿泊所「抱樸館北九州」。社会福祉法に基づいて、低所得者に安価で宿泊場所や食事を提供する施設だ。彼は昨年夏、刑務所を出て、この一室で暮らすようになった。 その経緯を知るためには、前回の事件のことを少し説明しておく。 犯行の動機は「刑務所に戻りたかった」事件の第一報を伝える2006年1月7日付け西日本新聞の紙面2006年1月7日午前1時50分ごろ、JR下関駅構内から出火。築60年近くになる、下関のシンボルだった青い木造三角屋根を持つ駅舎が全焼した。出火の原因は放火。火を付けたのは、当時7
極端な小食でやせ細ったり、むちゃ食いしては嘔吐を繰り返すなどの摂食障害。女子刑務所には、この摂食障害を患う受刑者が増えている。多くは窃盗犯で、服役を繰り返す者も多い。なぜなのだろうか。その現状と背景、対応などを4回にわたってレポートする。 万引きがやめられない 札幌刑務支所は、最も北に位置する女子刑務所だ。ここに服役するA子(35)は、南関東の出身。万引きを繰り返し、何度か捕まった末に、とうとう実刑判決を受け、初めての服役中だ。 筆者のインタビューに答えるA子 A子は、15年ほど摂食障害に悩まされてきた。 きっかけは、20歳の時、両親が離婚したのを契機に、祖母の家で暮らすようになったことだ。その時の寂しさは、何かを食べている時だけは忘れられた。 ついついたくさん食べ、食べ過ぎた後は嘔吐するようになった。症状は進み、普通に食事をした後、さらに2食分くらいの食べ物を詰め込むようになった。食費の
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル~私たちの明日は? みわよしこ 生活保護当事者の増加、不正受給の社会問題化などをきっかけに生活保護制度自体の見直しが本格化している。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を紹介しながら、制度そのものの解説。生活保護と貧困と常に隣り合わせにある人々の「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧 生活保
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風俗街で出会うマキ(34歳)がユウジ(45歳)に出会ったのは21歳。2人が生まれ育った宮崎市内の風俗街でだった。 マキは働いていた飲み屋で知り合ったパチンコ依存症の夫と別れたところ。ユウジは日中ビルメンテナンスの会社を経営しながら、夜はデリヘル業(デリバリーヘルスという業種の風俗店)に携わっていた。ユウジもこの時点でバツ2だった。 2人は結婚。デリヘルやSM店経営の後、本業のビルメン経営の傍らで、一般社団法人「日本プレミアム能力開発協会」という団体を立ち上げ、その事業の一環で、2015年1月に「プレミアム親子食堂」を立ち上げる。これが、宮崎県内のこども食堂の先駆けとなった。 風俗業の経営から、法人立ち上げを経て、こども食堂へ。2人の軌跡はいかにもアヤシゲで、眉をひそめる人もいるかもしれない。 しかし、この2人のストーリーを、貧困の中で育った者たちが貧困の連鎖を断ち切ろうとしてきた苦闘のスト
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もはや通用しない労働万能説 若者は働けば自立できる、働きさえすればまともな生活ができるという神話(労働万能説)が根強く存在している。働けばそれに見合った賃金を得られ、その賃金によってまっとうな生活を営めるというものだ。 賃金を得るために、若者はどのような職場に入るか、どのようなキャリアを積むかで悩まなくてはならない。また、安定した仕事に就くように要請する社会的な圧力にも悩まされる。そのため、就職活動で人気があるのは、やはり一部上場企業であり、公務員志望の学生も増えている。 しかし当然ながら、上場企業へ入社できたり、公務員になれる人数はもともと決まっている。すべての人がまともな賃金を得られる職業を確保することも、現実では不可能である。 事実、働いてもまともな賃金が得られる保証がない職種も増えている。そして、その仕事はたいてい非正規雇用で、終身雇用ではないため、不安定な就労形態をとっている。賞
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