タグ

ブックマーク / ohtake.cocolog-nifty.com (80)

  • 行動経済学 読書案内: 大竹文雄のブログ

    行動経済学を勉強するための読書案内をこのブログで書いたことがある。その後、多くのが出版されたので、新しいものを含めて紹介し直そう。抜けているものがあると思うので随時追加していく予定。 ・最初の一歩 マッテオ・モッテルリーニ著『経済は感情で動く―― はじめての行動経済学』 ダン・ アリエリー著『予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』 ダン・アリエリー著『不合理だからすべてがうまくいく』 ダン・アリエリー著『ずる』 筒井義郎・山根承子『図解雑学 行動経済学』 池田新介 「自滅する選択」 ・もう少し体系的に 川西諭『よくわかる行動経済学』 このブログでの紹介 依田高典著『行動経済学』 このブログでの紹介 友野 典男著『行動経済学 経済は「感情」で動いている』 (光文社新書) このブログでの紹介 リチャード・セイラー著 『セイラー教授の行動経済学入門』 ・応用力をつけ

    行動経済学 読書案内: 大竹文雄のブログ
  • 効率と公平を問う: 大竹文雄のブログ

    一橋大学の小塩隆士先生から『効率と公平を問う』(日評論社)をご恵贈頂いた。 経済学でいう効率性とは何か、公平性や所得格差の問題点はどこにあるのか、教育における子どもの貧困の深刻さ、世代間の所得分配の問題について、著者のオリジナルな研究成果を含んだ最新の研究を、一般向けに分かりやすく解説している。随所に興味深い分析がある。例えば、私立中高一貫校の進学成績を決めるのは、入学時の偏差値がほとんどだが、授業時間が多いことも寄与しているという。また、15歳の時点で貧困だった人は、大学を卒業する確率が20.8%低く、成人後貧困である確率が4.0%高く、幸福だと感じる確率は9.4%低くなる。健康だと感じる確率も11.7%も下がる。この分野に少しでも関心がある人には、得るものがとても多いだと思う。 目次 はじめに 第1章 効率性と公平性 1 経済学はなぜ嫌われるのか 2 効率性と公平性をどうバランスさ

    効率と公平を問う: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2012/01/24
    「15歳の時点で貧困だった人は、大学を卒業する確率が20.8%低く、成人後貧困である確率が4.0%高く、幸福だと感じる確率は9.4%低くなる。健康だと感じる確率も11.7%も下がる」
  • 自民党長期政権の政治経済学: 大竹文雄のブログ

    日経経済図書文化賞を受賞した斉藤淳さんの『自民党長期政権の政治経済学』(勁草書房)を紹介したいと思います。なお、菅山さんの『「就社」社会の誕生』については、以前このブログでも紹介しました。太田さんのは、まだブログで紹介していなかったみたいですね。 書は、自民党長期政権が続いた理由を現代的な政治経済学のアプローチで、ゲーム理論と実証分析を駆使して明らかにしていく。長期的な関係をもとにした繰り返しゲームの枠組みで、有権者と政治家の間の利益供与の仕組みを分析する。自民党政治家が利益誘導政策を取ることは、票の獲得に結びつくが、生産的なインフラを作って、経済成長を果たしてしまうと、有権者がもはや政治的な力を必要としなくなる。一方、非効率な公共事業を集票のために推進すると地方の財政基盤が弱体化する。自民党長期政権は、このようなジレンマを抱えていた。自民党下の長期政権の特徴を、有権者の間で自民党

    自民党長期政権の政治経済学: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2011/11/07
    「比較的な単純な枠組みのもとで、生産的なインフラがもたらされると自民党の支持率が下がってしまうという事実発見や政権交代への流れを実証分析している点が素晴らしい。」
  • 鷲田清一総長、小林傅司教授との鼎談: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題)

    鷲田清一総長、小林傅司教授との鼎談: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2011/07/12
    「。東日本大震災や原発の問題と大学教育について、様々な視点から話をしました。ネットで読めます」
  • 『競争と公平感』の電子版: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題)

    『競争と公平感』の電子版: 大竹文雄のブログ
  • 「中央公論」掲載の震災関連の時論: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題) 「中央公論」の5月号と6月号の時論に震災関連のコラムを書かせて頂きました。中央公論新社に特別の許可を頂いて、ブ

    「中央公論」掲載の震災関連の時論: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2011/04/25
    「ただでさえ国債累積額が多い日本で全てを将来世代に負担させることはできない。特に、原子力発電所の事故による被害を、財源面でも将来世代に負わせるのは間違っているだろう」
  • 誘惑される意志: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題) 11月6日(土)に、大阪大学の学園祭「まちかね祭」でビブリオバトルに出てきました。予選を勝ち抜いた学生バトラー

    誘惑される意志: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2010/11/09
    「つまり直近の将来ほど大きく価値を割り引いて、遠い将来になればあまり割り引かないのです。この割引率の形は、双曲線で表すことができます」
  • さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題) サントリー学芸賞を受賞した『日と農』の著者である神門善久氏の新著『さよならニッポン農業』は、農業分野に競

    さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2010/06/24
    「農地として利用することについては、きちんと規制をした上で、もっとも効率的に農業ができる人を、支払い可能小作料あるいは地価で判断するというもの」
  • 日経経済教室 5月3日: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題) 5月3日の日経新聞の経済教室面のエコノミクス・トレンドで、幸福の経済学について紹介しました。論説のなかで紹介し

    日経経済教室 5月3日: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2010/05/03
    「5月3日の日経新聞の経済教室面のエコノミクス・トレンドで、幸福の経済学について紹介しました。論説のなかで紹介した論文や書籍はつぎのとおりです。」
  • 行動経済学会 第3回大会: 大竹文雄のブログ

  • 人件費は研究費ではないのか?: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題) 11月26日のGCOEに関する事業仕分けで気になった議論があった。人件費に関するやり取りだ。第一は、人件費は研

    人件費は研究費ではないのか?: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2009/11/26
    「研究者という極めて不確実性の高い職業に優秀な人がチャレンジするような仕組みを作っておかないと、日本の研究水準の高まりを期待することはできないのではないか」
  • 事業仕分けの行動経済学: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題) 事業仕分けで、予算を減額されたり、事業が中止に追い込まれた側の人たちは、事業仕分けに対して非常に悪い印象をもっ

    事業仕分けの行動経済学: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2009/11/17
    「この手法なら、2割カットの事業は評価が悪かったのではなく、財政上の理由でカットされたことが明確になる。現在のやり方は、予算がカットされたものは、「無駄」があったという評価を受けたことと同じになって」
  • 事業仕分けをみて思ったこと: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題) 行政刷新会議の事業仕分けが始まった。 様子をネットやテレビで見ると、どこかのテレビ番組みたいで、面白いことは間

    事業仕分けをみて思ったこと: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2009/11/12
    「本来の事業が必要かどうか、という判断で対象が集められたというよりも、「来年から募集をやめます」、とか「来年から運営費交付金をx%カットします」と言えば、それで実行が可能なものが集められているように」
  • どうして日本の貧困率は高いのですか?: 大竹文雄のブログ

    先日、中学生に経済の話をしました。その中で、日の相対的貧困率が高いという話をしたところ、授業の後「どうして日貧困率が高いのか?」という質問を多くの生徒から受けました。 そこで、彼らに回答してみました。 日で高いのは、相対的貧困率です。相対的貧困率は、所得の順位が50%の人の所得の半分以下の人の人数比です。日では、比較的低位から中位の人の所得が高いので、50%目の人の所得(中位所得と呼びます)は、高めに出ます。 極端なケースを考えてみましょう。世帯人員は全員一人だとします。A国では、下から5%の人の所得がゼロ、5%から55%までの人の所得が100万円、55%から100%までの所得が1000万円だったとします。このとき、中位所得は100万円ですから貧困率は所得50万円以下の人の割合なので、A国の相対的貧困率は、5%になります。 B国では、下から5%の人の所得はゼロ、5%から20%の人

    どうして日本の貧困率は高いのですか?: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2009/11/09
    「絶対的な意味で貧しいのではありません。病院に行けない人や食事が取れない人や服を買えない人の比率が高いわけではありません。でも、貧しいと感じる人が多ければ、様々な社会問題が起こってくる原因になるはず」
  • 男おひとりさま道: 大竹文雄のブログ

    先日、東大の社会学教室で、男女の競争選好の違いに関する研究をセミナーで報告させて頂いた。私たちが行っている経済実験の結果から、競争への好みや自信過剰の性差が、男女間の昇進格差の原因になっているとすれば、アファーマティヴアクションのように競争を和らげるか、女性がより競争好きになるような教育文化が必要になるのでは、という説明をした。 すると、上野千鶴子先生から「昇進競争ではなく出来高払い中心の社会にするという方向もある」という趣旨のご意見とともに御新著の「男おひとりさま道」を頂いた。このには、現役時代に競争やパワーゲームに明け暮れた男たちが、定年後、居場所を失ってしまう話が説得的に書いてある。昇進格差の男女差という会社員時代のジェンダー格差は、引退後まで視野に入れると逆転してしまうのかもしれない。生涯に渡る幸福度のジェンダー格差を考える必要があるのだろう。それに、職場によっては、「競争好き

    男おひとりさま道: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2009/11/03
    「昇進格差の男女差という会社員時代のジェンダー格差は、引退後まで視野に入れると逆転してしまうのかもしれない。生涯に渡る幸福度のジェンダー格差を考える必要があるのだろう。」
  • 相対的貧困率: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題) 厚生労働省が10月20日に相対的貧困率を発表した。(詳細はここPDF) 厚生労働大臣のご指示により、OECDが

    相対的貧困率: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2009/10/25
    「「男の非正規化」という現象は、何も労働市場の規制緩和が原因で発生しているのではない。技術革新やグローバル化がその背景にある。」
  • ドキュメント高校中退: 大竹文雄のブログ

    青砥恭著『ドキュメント高校中退』(ちくま新書)は、高校中退者の家計の経済的背景と彼ら自身の就業状況を丁寧に統計データと聞き取り調査で明らかにしている。貧困問題と若年非正規問題を考える上で参考になる。高校中退につながる低学力の問題が、小学生時代にもう発生していることもインタビューから明らかにしている。 ただし、著者が、問題の発生の原因を労働市場の規制緩和だけに求めている点は、論理に飛躍があり、全体の分析の精緻さと比べると粗い部分である。教育カリキュラムの変化、乳幼児期の教育の問題も無視できない。非正規労働が増えてきたのは、労働市場の規制緩和が始まるより前からである。グローバル化、技術革新、不況といった影響が大きいので、労働市場の規制強化だけでこの問題が解決できるわけではない。低所得世帯への幼児期からの教育への援助が最大の解決策だ。

    ドキュメント高校中退: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2009/10/19
    「高校中退につながる低学力の問題が、小学生時代にもう発生していることもインタビューから明らかにしている。」
  • 中流社会を捨てた国: 大竹文雄のブログ

    「ハードワーク」で自ら体験することでイギリスのワーキングプアの実態を描いたポリー・トインビーが、低所得者だけではなく、高所得者へのインタビューを加えて、政策提言にまとめている。特に、就学前を含んだ教育改革や失業者への支援制度がイギリスでどのように機能してきたかを説得的に示している。イギリスの労働党への政策提言だが、日の民主党にも参考になるはずだ。このでは、格差の連鎖を防ぐために、教育が有効だが、それにはお金がかかることをしっかり指摘している。無駄の削減というのは必要だけれども、日の所得税の負担率は国際的にみても低いことを理解する必要がある。国民所得に対する所得税の比率は、7.7%にすぎない。アメリカやイギリスでも10%以上である。所得税収は、2009年度でも15兆5千億円しかない。

    中流社会を捨てた国: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2009/09/20
    「この本では、格差の連鎖を防ぐために、教育が有効だが、それにはお金がかかることをしっかり指摘している。無駄の削減というのは必要だけれども、日本の所得税の負担率は国際的にみても低いことを理解する必要」
  • 不況期に育った世代: 大竹文雄のブログ

    18歳から25歳の頃、つまり、高校や大学を卒業してしばらくの間に、不況を経験するかどうかが、その世代の価値観に大きな影響を与えるそうだ。Giuliano教授 (University of California, Los Angeles)とSpilimbergo教授 (International Monetary Fund)の”Growing Up in a Recession: Beliefs and the Macroeconomy” (pdf)という論文であきらかにされている。 この時期に、不況を経験した人は、「人生の成功が努力よりも運による」と思い、「政府による再分配を支持する」が、「公的な機関に対する信頼をもたない」、という傾向があるそうだ。アメリカのデータを用いた分析だ。この価値観は、その後、歳をとってもあまり変わらないということだ。言われてみると、なるほどと思う。就職氷河期を経

    不況期に育った世代: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2009/08/28
    「この時期に、不況を経験した人は、「人生の成功が努力よりも運による」と思い、「政府による再分配を支持する」が、「公的な機関に対する信頼をもたない」、という傾向があるそうだ」
  • 派遣労働者の生活と求職行動に関するアンケート調査: 大竹文雄のブログ

    経済産業研究所(RIETI)で、鶴光太郎(RIETI)、久米功一(経済産業省)、奥平寛子(岡山大学)の各氏と行った派遣労働者に関する実態調査の報告書「派遣労働者の生活と求職行動に関するアンケート調査」(pdf)がまとまった。概要は、ここにまとめられているとおりだ。賃金や労働時間といった、就業状況に関する調査項目に加えて、幸福度、時間割引率、危険回避度といった指標も調査してみた。日雇い派遣や製造業派遣に関する規制改革を考えるためには、まず実態の把握が大事だ。日雇い派遣、製造業派遣、パート・アルバイトといった非正規の間でもずいぶん大きな違いが観察されている。

    派遣労働者の生活と求職行動に関するアンケート調査: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2009/06/27
    「日雇い派遣や製造業派遣に関する規制改革を考えるためには、まず実態の把握が大事だ。日雇い派遣、製造業派遣、パート・アルバイトといった非正規の間でもずいぶん大きな違いが観察されている。」