このノンテクニカルサマリーは、分析結果を踏まえつつ、政策的含意を中心に大胆に記述したもので、DP・PDPの一部分ではありません。分析内容の詳細はDP・PDP本文をお読みください。また、ここに述べられている見解は執筆者個人の責任で発表するものであり、所属する組織および(独)経済産業研究所としての見解を示すものではありません。 人的資本プログラム(第五期:2020〜2023年度) 「多様な働き方と健康・生産性に関する研究」プロジェクト ギグワークは、2010年代以降、多くの国で急速に普及してきた。対して、日本では他国に比べてギグワークの認知や普及は相対的に遅かったが、副業や兼業という概念の普及と相俟って、コロナ禍において新しい働き方の一つとして認識されるようになってきた。しかし、スポット(単発)で仕事を請け負うこの新しい働き方の動向を既存の公式統計で捉えることは難しく、実態把握は今後の課題とな