「独創」「協創」「競創」。この3つの言葉を念頭に置き、常にオリジナリティあふれる研究成果を生み出しているMITメディアラボ副所長の石井裕氏。未来を予想することは不可能で、多くの企業では中長期計画を立案しているが、その通りにことが運ぶことはない。ではそのような予想不可能な未来に生き残っていくために、企業には何が必要なのか。 MITメディアラボは、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)は1985年に設立された、従来の研究とは異なる発想や技術などが求められる学際的なアプローチによる研究が行われている機関である。 東洋経済新報社主催「デジタル×CxO」に登壇したMITメディアラボ 副所長の石井氏は、「研究者として次の三つの言葉を大事にしている」と語る。それが「独創」「協創」「競創」である。 「独創」で世界に通じる強烈なオリジナリティを徹底追求する。そして「協創」でとがった独創性を有する少数精鋭チー