社会心理学者で文化功労者の山岸俊男氏がお亡くなりになった。彼が久々に連絡してきたのは数カ月前のことである。北海道に戻る直前だ。不治の病で残る日々は少ないと告げられた。筆者は真のインテレクチュアルである彼と学問の世界で個人的に出会え、同時代を共に生きられたことは心からの喜びであったことを告げた。山岸氏が真のインテレクチュアルなのは、単に深い知識や見識があるという意味の知識人ではなく、自らの研究を通して新たな知を生み出し、さらにはそれを思想にまで高めた数少ない知の巨人だからである。山岸氏は私の言葉を率直に喜び、実際にそうであるかはわからないがそうありたいと思って学者として生きてきたと語ってくれた。長寿化した現代社会で彼の死は早すぎるが、山岸氏は学者としてやり残したことはほとんどなく、悔いはないとのことであった。そのように言い切れる人生を歩みたいものである。 山岸氏は筆者とほぼ同世代であるだけで
・心理尺度(項目)データベース(PSDB_Mie) http://www.s-hirooka.com/hirooka/mpsbmain.html ・日本の社会心理学:心理学者によるサイトの検索 http://www.s-hirooka.com/psy_search.html など、社会心理学のリソースを早くから多数運営してきた廣岡秀一さん(三重大学)が昨日亡くなられたという。知り合いの心理学者の方にうかがった。時事通信に訃報が出ている。 広岡秀一氏(ひろおか・しゅういち=三重大学長補佐・教育心理学)9日午後0時27分、肝不全のため津市の病院で死去、50歳。山口県岩国市出身。葬儀・告別式は12日午後1時30分から津市藤方1617の1の津斎奉閣で。喪主は妻雅子(まさこ)さん。(了) ・「広岡秀一氏死去(三重大学長補佐)」(時事通信、2007-08-10) http://www.jiji.com
先日、 ・「廣岡秀一さん逝去(50歳)」(編集日誌、2007-08-10) http://d.hatena.ne.jp/arg/20070813/1186932853 を伝えたが、三重大学での同僚・奥村晴彦さんが、 ・「廣岡先生のお別れ会」(Okumura's Blog、2007-08-12) http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/1592 を、長年の友人・斎藤和志さんが、 ・「お別れの辞」(世間流宮別館、2007-08-14) http://blog.so-net.ne.jp/saitok/2007-08-14-3 を書いている。特に故人との長い交友関係を持つ斎藤さんが告別式(お別れの会)で捧げた弔辞に胸が打たれる。 あまり早い段階で話題にするのは不謹慎とは思いつつも、廣岡さんの業績の一つとして、廣岡さんのサイトやブログはぜひ何らかの
学長ブログ「ある地方大学長のつぼやき」を昨年の10月から書き始めて4ヶ月目に入りましたが、“つぼやき”とはどういう意味ですか?という質問をときどき受けます。表向きは、「つぼやき」とは「つぶやき」と「ぼやき」が合わさった言葉で、サザエの「つぼやき」は伊勢志摩の名物の一つですからね、と答えることにしています。 たまたま「鈴鹿に住む現役大学生が綴る日記(コラム)」というブログを読んでいたら、 「先日、三重大学学長のBlogのことを書いた。その時は「つぼやき」って変わったタイトルだなぁ…と思っていたのだが、今になってふと気づいた。それは、先日お亡くなりになった三重大学の廣岡秀一先生のBlogのタイトルでした。」 鈴鹿に住む現役大学生くんへ、図星ですよ。ちょうど5ヶ月前の8月9日に、学長補佐で私がたいへんお御世話になった廣岡先生が急逝されました。彼のすばらしいブログ「ある大学人のつぼやき」は今でも見
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