小林製薬は26日、腎疾患などの健康被害の恐れがあるとして自主回収を呼びかけている「紅こうじ」のサプリメントに関し、サプリ摂取と死亡との因果関係が疑われる事象を1件把握したと発表した。また、サプリを摂取後に入院したとの連絡が新たに約50人から寄せられたことを明らかにした。24日までに確認した入院者数は26人だった。 小林製薬によると、2021年4月~24年2月の約3年間継続してサプリを購入した人が、今年2月ごろに腎疾患で死亡したという。想定していない成分を含んだ製品も購入していた。23日に遺族からメールで小林製薬に連絡があり、25日に両者で確認した。小林製薬は「事実及び因果関係を鋭意確認中だが、速やかな情報開示の観点から報告した」としている。 小林製薬は22日にサプリを摂取した人から腎疾患などの健康被害の報告があったとして、商品の自主回収を発表した。【妹尾直道】 ◇ 小林製薬の「紅こうじ」サ