日本ではあまり馴染みがないが、欧米では、趣味で野生動物を狩猟する「トロフィー・ハンティング」が広く好まれているという実態がある。射殺された動物は、剥製や毛皮などにされトロフィー(記念物)として持ち帰られてしまうのだ。 トロフィー・ハンティングに対する社会的批判は高まっているが、毎年、ハンターは増え続けているとのこと。しかも、合法化されているというから始末が悪い。獲物を仕留めるや否や、涙を流して、抱擁し合い、キスをして歓喜する…。そんなハンターたちの異常な熱狂をカメラははっきりととらえていた。 ドキュメンタリー映画『サファリ』を紹介しよう。