バイデン米大統領は就任初日の1月20日、15の大統領令への署名を開始した。環境問題や新型コロナウイルス対策などトランプ前政権の政策を転換する。ホワイトハウスで撮影(2021年 ロイター/Tom Brenner) [ワシントン 20日 ロイター] - バイデン米大統領は就任初日の20日、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」への復帰を表明し、環境対策を後退させるトランプ前政権の政策全ての見直しを指示した。 バイデン氏は就任直後に15の大統領令に署名し、政策路線の転換に着手。カナダから米中西部まで原油を運ぶ「キーストーンXLパイプライン」の建設認可を取り消したほか、トランプ政権が最近許可したアラスカ州北東部の北極圏国立野生生物保護区での石油・ガス開発に向けたリース活動に停止措置を講じた。 バイデン氏は2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。 ただ、政治的な分
米国では20日、ジョー・バイデン次期大統領(78)の就任式が行われる。トランプ大統領が式典欠席を表明。コロナ禍と議会襲撃事件もあり、極めて異例の政権交代となる。 就任式では平和な政権移行を象徴するとして新旧大統領の同席が慣例で、現職の欠席は152年ぶりという。トランプ氏の任期は20日正午(日本時間21日午前2時)まで。米メディアによると、トランプ氏は20日朝、ホワイトハウスを出て、首都ワシントン近くのアンドルーズ基地に移動。退任式典が予定され、その後、大統領専用機エアフォース・ワンでフロリダ州の別荘に向かうとみられている。 就任式は、ワシントンの連邦議会議事堂前で20日午前11時半(日本時間21日午前1時半)から行われる予定。バイデン氏が宣誓して第46代大統領に就任し、演説する。歌手レディー・ガガが国歌を歌う。 式典は規模が大幅に縮小された。毎回多くの国民が詰めかける周辺は封鎖。恒例のパレ
米厚生次官補に指名されたレイチェル・レビーン氏。ジョー・バイデン次期大統領の政権移行チームが公開(2021年1月19日提供)。(c)AFP PHOTO /Biden-Harris Transition Team/HANDOUT 【1月20日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)次期米大統領の政権移行チームは19日、次期厚生次官補にトランスジェンダー女性のレイチェル・レビーン(Rachel Levine)氏を指名する人事案を発表した。上院での承認が必要となる連邦政府高官職にトランスジェンダーを公表している人物が就くのは初めてとなる。 レビーン氏は現在、ペンシルベニア州の厚生長官で、ペンシルベニア州立大学医学部(Penn State College of Medicine)で小児・精神医学の教授を務めている。バイデン氏は政権移行チームを通じ出した声明で、レビーン氏が新型コロナウイルス
ホンジュラスからの移民を送還するバスやトラックが通るグアテマラ・サカパの橋で警戒に当たるグアテマラの兵士ら(2021年1月19日撮影)。(c)Johan ORDONEZ / AFP 【1月20日 AFP】グアテマラ当局は19日、ホンジュラスから徒歩で米国に向かっていた移民集団(キャラバン)数千人をバスやトラックで本国に送還した。米国でのより良い暮らしを期待して北上していた移民たちの願いはかなわなかった。 18日、グアテマラの町バドオンド(Vado Hondo)に集結した移民約4000人を治安部隊が分断して進行を阻止した。 移民らは19日にエルフロリド(El Florido)の国境検問所に送り返された。移民集団の大半は15日、ここからグアテマラに入った。 グアテマラの移民当局によると、子ども数百人を含む約3500人がすでにホンジュラスに戻された。 移民集団の接近に備えてすでに国境を閉鎖したメ
1月19日、バイデン次期米大統領が国務長官に指名したブリンケン氏(写真)は開かれた指名承認公聴会で、同盟国などとの関係修復に取り組み、国際的な連携を通じてロシア、中国、イランがもたらす問題に対処する考えを表明した。デラウェア州ウィルミントンで2020年11月撮影(2021年 ロイター/Joshua Roberts) [ワシントン 19日 ロイター] - バイデン次期米大統領が国務長官に指名したブリンケン氏は19日に開かれた指名承認公聴会で、同盟国などとの関係修復に取り組み、国際的な連携を通じてロシア、中国、イランがもたらす問題に対処する考えを表明した。 「同盟関係の修復と再生が大きな課題になる。まずは姿を再び現す必要がある」と指摘。「同盟国やパートナー国の一部は、これまでの数年を踏まえて米国の対外関与の持続性に疑念を抱いており、これは壁の高い難題だ」とした。
バイデン次期米大統領は、1月20日の就任初日にも大統領令を通じ、カナダから米中西部まで原油を運ぶ「キーストーンXLパイプライン」の建設認可を取り消すことを計画している。写真は米デラウェア州で16日撮影(2021年 ロイター/Kevin Lamarque) [17日 ロイター] - バイデン次期米大統領は、1月20日の就任初日にも大統領令を通じ、カナダから米中西部まで原油を運ぶ「キーストーンXLパイプライン」の建設認可を取り消すことを計画している。1人の関係筋が明らかにした。 カナダのCBCニュースが17日、先に伝えていた。それによると、就任初日にバイデン氏が発令する可能性の高い大統領令のリストに含まれており、この文書はバイデン氏の政権移行チームが作成、次期政権チームと米国の利害関係者がすでに共有しているという。
バイデン氏の格差是正策、「二刀流」でなるか 次期米大統領の計画、急速に失業率を下げる公算 ただし高い代償も
1月16日、バイデン次期米大統領(写真)は20日の就任初日に、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」への復帰や、イスラム圏諸国からの入国制限解除などの政策を打ち出し、10を超える大統領令に署名する。デラウェア州ウィルミントンで2020年11月撮影(2021年 ロイター/Kevin Lamarque) [ウィルミントン(米デラウェア州) 16日 ロイター] - バイデン次期米大統領は20日の就任初日に、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」への復帰や、イスラム圏諸国からの入国制限解除などの政策を打ち出し、10を超える大統領令に署名する。クレイン次期大統領首席補佐官が16日、記者に配布したメモで明らかにした。
化学兵器の神経剤で襲われたとみられているロシアの野党勢力の指導者ナワリヌイ氏が療養先のドイツからロシアに帰国した直後、空港で拘束され、プーチン政権に対する欧米諸国の批判が一層強まることが予想されます。 ロシアの野党勢力の指導者ナワリヌイ氏は去年8月、旅客機で移動中に突然意識を失ってドイツの病院で治療を受け、国際的な調査報道グループは、ロシアの治安機関が化学兵器の神経剤を使って襲ったとする調査結果を先月、公表しています。 ナワリヌイ氏は17日、療養先のドイツからロシアに帰国し、モスクワの空港で「私は何も恐れず、いつもどおり、家に帰るだけだ。自分が正しいことを知っている」と述べました。 しかしその直後、入国審査を受ける際に拘束され、同行していた弁護士の抗議にもかかわらず、連行されました。 ロシアのインターファクス通信によりますと、ナワリヌイ氏には過去の刑事事件で執行猶予付きの有罪判決が出ており
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