指定暴力団・山口組の直系組織で、三重県四日市市に本拠を置く「愛桜(あいおう)会」の菱田達之会長(59)が15日夕、同市浜田町の会長別宅で遺体で見つかった。三重県警によると、頭部に殴られたような痕が複数箇所あり血を流していた。発見時、両手、両足を縛られていたという情報がある。県警は殺人事件とみて捜査している。 三重県警によると、15日、菱田会長の運転手(55)ら愛桜会組員2人と会長の妻(58)が別宅を訪れ、1階玄関付近で頭から血を流して倒れている会長を発見した。妻が同日午後5時40分ごろ、119番した。顔や腕にもあざのような痕があった。 県警に対し、妻らは「両手、両足を結束バンドで縛られていた」と説明しているが、県警は縛られた状態を確認していないという。 運転手は同日昼ごろ、会長を別宅に送った。午後4時に迎えに行く約束をしていたが、会長と連絡が取れなかったため、妻らに相談した。別宅は4
神戸市東灘区の民間の産業廃棄物処理施設で3日、ポリタンクに入っていた猛毒のフッ化水素酸(フッ酸)の液体から気化したガスを吸って、作業員ら14人が軽症を負う事故が起きていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。 ポリタンクが神戸市灘区の指定暴力団山口組総本部からごみとして出されていたことも判明。兵庫県警は同日午後にも、廃棄物処理法違反事件の関係先として、同本部を家宅捜索し、用途などを調べる。 捜査関係者によると、ポリタンクは、同本部から神戸市灘区の産廃業者が回収した。業者の処理手続きなどに、違反があった疑いがあるという。 フッ酸は工業で広く使用され、毒劇物取締法で指定される揮発性の液体。皮膚を壊死(えし)させ、吸い込んでも死に至る危険がある。 韓国では2012年9月、化学工場から大量のフッ酸ガスが漏れ、周辺住民の健康被害が続出。翌年1月にもサムスン電子の半導体工場でフッ酸が漏洩(ろうえ
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