選手の盗撮や写真・動画の悪用、悪質なSNS投稿の防止を呼びかけ、情報提供を求めるスポーツ関係7団体の声明文 性的な目的でアスリートを盗撮する被害を防ぐため、福岡県議会は「県性暴力根絶条例」を改正し、アスリートへの性的な盗撮を「性暴力」と定義する規定を盛り込む方針を固めた。2023年6月に成立した性的姿態撮影処罰法では、盗撮を規制する「撮影罪」が新設されたが、アスリートへの盗撮は除外されていた。条例では罰則は設けられないが、同様の条例は全国的にも珍しいとみられる。 同条例は性暴力の根絶と被害者支援などを目的に19年、議員提案で成立。子供への性犯罪で服役した元受刑者が県内に住む場合、住所や犯罪歴などの届け出を義務付けるなどしている。条例に基づき、性暴力の加害者や性的な問題行動に悩む人を対象にした相談窓口も設けられている。
陸上自衛隊内で性暴力を受けたと訴えた元自衛隊の五ノ井さんと元隊員ら5人との裁判が始まりました。5人のうち1人は和解を申し出た一方、4人は争う姿勢を示しました。五ノ井さんは「あの謝罪は本当に形だけだった」と悔しさをにじませました。 ◇ 14日午後4時半ごろに開かれた会見で、陸上自衛隊内で性暴力を受けたと訴える、元自衛官の五ノ井里奈さん(23)は憤りをあらわにしました。 性暴力を受けたと訴える元自衛官の五ノ井里奈さん(23) 「許しがたい答弁書が来ました。本当にひどい答弁書を出してきた。あの謝罪は何だったんだろう」 「すごく、えー…、おかしいと思っています」 ◇ 裁判は横浜地裁で始まりました。 五ノ井さんは「性暴力を受け、精神的苦痛を受けた」などとして、元先輩隊員の男性5人と国に対し、合わせて750万円の損害賠償を求めています。 五ノ井さんは、東日本大震災で被災した際に支援してくれた女性隊員に
2022年末、東京地裁で性加害の事実を認める民事訴訟の判決が出た。被告は聖路加国際大学とそのチャプレン(牧師)。だが、被害に遭った女性は今もなお苦しんでいる。女性に対して聖路加とその牧師から謝罪がないからだ。性加害はどのように起こり、なぜ被告らは謝罪しないのか。被害女性だけでなく、加害牧師も含めた各方面に取材した。(文・写真:ジャーナリスト・田中徹/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 「女性の意に反し、牧師はわいせつな行為をした」 2022年12月23日午後1時すぎ、東京地裁712号法廷。桃崎剛裁判長は判決でそう認定した。原告は関東在住の女性、被告は聖路加国際病院(以下、聖路加)を有する聖路加国際大学とその牧師。牧師から性被害に遭ったことに対して、約1160万円の損害賠償を求める民事訴訟だった。判決は牧師による女性患者への性加害の事実と聖路加の使用者責任を認定、連帯して110万
上田清司・参議院議員の男性秘書によって、取材活動中に埼玉県内で性暴力を受けたとして、元記者の女性が3月8日、国に損害賠償を求める訴訟を起こした。 【写真】上田清司参院議員 男性は上田議員の公設秘書だったが、この性暴力での書類送検後に自殺したという。裁判では、公設秘書による職務権限の濫用と、上田議員の指揮監督権限の不行使によって起きた性暴力だとして、国の賠償責任を問う。 提訴後に行った会見で原告側弁護団は「国会議員も公設秘書も憲法21条の取材・報道の自由を保障する立場にある」と指摘。その上で、国会議員に対しては「公設秘書を指揮監督する義務に反して報道の自由や女性の人権を侵害するのは言語道断」と話した。【小西和香、金春喜 / ハフポスト日本版】 情報提供を申し出、多量に飲酒させてわいせつな行為に及ぶ原告側の弁護団や訴状によると、元記者の原告女性が性暴力被害にあったのは2020年3月。新型コロナ
「日本は何も変わっていない」という嘆きと、少しの希望。被災地での女性と子どもに対する暴力を調査した女性に、あれから10年を聞いた。
モデル活動をしながら、選挙の投票の呼びかけや動物愛護活動についてSNSで発信し、インスタグラムで約50万人のフォロワーを持つ“社会派インフルエンサー”のラブリ(31)。彼女から性被害を受けたと刑事告訴している女性が、「週刊文春」の取材に応じ、経緯を語った。 大手IT企業で働いていた20代後半のA子さんは、ラブリが関わるプロジェクトの責任者に就任。親睦を深めるため、2019年5月、和歌山県白浜町に計5人で旅行することになった。宿泊先のホテルで飲み会をした後の午前4時半頃、先に部屋に戻って寝ていたA子さんをラブリが襲ったという。A子さんが振り返る。 「ラブリさんは『すごく舐めたいの』と言って私のジャンパースカートをめくり、パンツを脱がせました。反応する間もなく私の股間に顔をうずめ、陰部を舐め始めたのです」 驚いたA子さんは「男の子が好きなので、女の子は無理なんです」と何度も拒否したが、ラブリは
<この社会のあらゆる場でそうであるように、社会運動の場においても、私には「女性」として期待される役割がありました>。今年9月、ツイッターの匿名アカウントで、こんな書き出しで始まる声明が投稿された。さらに、性差別的な体験や性被害についてのアンケート結果も掲載され、50人以上の体験が記されていた。誰が、どんな思いで発信したのか。その思いに耳を傾けた。【塩田彩/統合デジタル取材センター】 「民主主義」のために沈黙した 匿名アカウントでの声明文は9月4日に出された。「すべての馬鹿げた革命に抗して」というタイトルを掲げ、次のように記されていた。 <最初は、その身近すぎる男性の将来のために黙りました。次に、一緒に活動する仲間たちのために黙りました。「話せばわかる人だから」という言葉に黙り、「反差別」や「民主主義」のために黙り、「社会運動の未来」のために黙りました> 記者はこれまで何度かデモや抗議活動を
(n=1,046) 「聞いたことがある」と答えた人は 3人に1人に上りました。誰にとっても身近なところで性暴力が起きている実態、または起こり得るリスクがあることが分かりました。 【世代・男女別】 世代・男女別でみると、「聞いたことがある」は20代女性がもっとも高くて51%。また、すべての世代で、男性よりも女性のほうが多くいました。男性に比べて女性のほうが、性暴力の被害に遭っている、あるいは被害に遭うリスクが高い可能性がうかがえます。 (n=1,046) もっとも多かったのは、「相手が“嫌だ”“やめて”と言うなど拒絶の意志を明確に示しているのに性的な行為をする」(89%)。続いて、「相手が嫌だと感じているのに、体のプライベートゾーンを触る」(83%)、「痴漢行為」(82%)でした。相手の体を無理やりに触る行為を「性暴力」と考えている人たちが多いことがわかりました。相手の体を触らなくても、裸の
「性暴力」をめぐる報道が少しずつ増えている 女性に対する「性暴力」の被害の実態がいろいろな形で明らかになっている。 #MeToo運動の広がりなどでこれまで被害を受けても口をつぐんできた被害女性たちが少しずつ声をあげ始めたからだ。 とはいえ、まだまだ被害にあった当事者の「自己責任」や「本人にも非が」などと被害者を責める風潮は今もこの国には根強い。 特に震災などの「非常時」になると、とりわけそうした傾向が強くなってしまう。被災者がいる避難所や仮設住宅などで子どもや女性がレイプなどの性暴力被害にあうケースはこれまでごく一部の関係者にしか知られてこなかった。 被災者であるという”弱み”。周囲の善意に依存せざるをえない弱み。避難所などは被災者全員が不自由や苦労を共有することで苦情や抗議、権利主張をするのをはばかる空気などで「声」をあげられない構図。そんな背景があるからだろうか。 「災害時の性暴力」の
イタリアで行なわれたあるレイプ事件の裁判で、被害者の女性の容姿が理由で加害者の男2人が無罪放免になっていたことが発覚し、批判が殺到している。(フロントロウ編集部) 被害者の容姿を法廷で侮辱 今から約4年前の2015年、当時20歳だったペルー人女性が同じくペルー人の男2人にイタリア・アンコーナでレイプされた事件で、伊裁判所が「(被害者の女性の外見が)レイプされるほど魅力的じゃない」という加害者側の主張を認め、女性の訴えを棄却していたことが発覚。 裁判の判決が下されてからすでに2年以上が経過しているが、つい先日、伊最高裁判所がこの判決を却下&再審を命じたことで事実が公になり、国内外から批判が殺到している。 米CNNによると、被害者の体にはレイプされた際にできた可能性が高い傷があったほか、血液からもデートレイプの際によく使用される鎮静剤が検出されるなど、レイプが事実であったことを証明する証拠が複
沖縄・高江の米軍オスプレイパッド新設に対する反対運動に参加していた、添田充啓(高橋直輝)氏により2014年8月に性的被害を受けた人が、9月3日に告発文をブログで発表しました。このリンクで読めます。 https://jfxaprt17.blogspot.ca/2017/09/blog-post.html?spref=fb 添田氏は、高江で昨年8月25日、沖縄防衛局職員に暴行を加えたという公務執行妨害と傷害の容疑で昨年10月4日に逮捕されて、今年の4月21日まで拘束されていました。現在裁判中です。これについては高江や辺野古の運動で指導的役割を果たしてきた山城博治さんのケースなどと一緒で不当逮捕・不当拘束であり、無罪が勝ち取られるべきものです。しかし添田氏については、過去にこのような性的加害を犯しておいて被害者に誠実に向き合っていないのです。向き合っていないどころか被害者からの連絡を遮断し、現在
元男組代表・添田充啓(高橋直輝)氏から3年前に受けた痴漢被害について、謝罪を求めます。 はじめに、痴漢行為については添田氏も事実を認めており、当初は私が要求した公開を前提とする謝罪文の作成にも応じていました。 しかし、書き上げられた謝罪文は事実について不足している箇所があり、また、添田氏の個人的な事情を長々述べて自己正当化をはかる主旨が見られたため修正を促したところ、一切の連絡を遮断され、以降、こちらからの呼びかけに応答のないまま3ヶ月近く経過しています。 そのため、これまでの経緯を公開し、添田氏からの謝罪を改めて求める次第です。 被害を受けてから3年の月日が流れていますが、この間、添田氏から誠意ある謝罪はなく、時に、公の場で性暴力事件について批判者の立場から言及している無自覚さは、自身が犯した行為を反省しているとは到底思えないものでした。 社会運動の場でも、それ以外の場でも、このような被
インド・ムンバイ(Mumbai)でマラソン大会に参加したボリウッド女優のカールキー・ケクラン(Kalki Koechlin)さん(2013年1月20日撮影、資料写真)。(c)AFP 【9月27日 AFP】昨年12月にインドの首都ニューデリー(New Delhi)で起きた女子学生への集団レイプ殺害事件に対する著名人らのコメントを皮肉った動画「It's your fault(あなたが悪い)」が、インターネット上で急速に広まっている。この動画は、インドのコメディアンたちによって制作された。 ボリウッド女優、カールキー・ケクラン(Kalki Koechlin)さんとテレビ番組司会者のジュヒ・パンデイ(Juhi Pandey)さんが出演する動画は、インドでのレイプ増加は女性側に責任があると説くことで逆接的にインドの現状を皮肉ったもの。 約4分間の動画は、「スカートをはいた女性がレイプを誘因することは
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