東京電力福島第一原子力発電所では、タンクに保管している大量の汚染水から出る放射線が敷地の外にも影響を及ぼしていることが問題となっています。これに対して東京電力は、今後の処理によって今年度中に敷地境界での被ばく量を年間1ミリシーベルト未満まで下げられるという見通しをまとめ、16日、国などに示す方針です。 このため原子力規制委員会は東京電力に対し、今年度中に年間1ミリシーベルト未満に下げるよう指示していました。 これに対して東京電力は、今後の汚染水処理の計画を詳しく検討した結果、今月末までに汚染水全体のおよそ8割で放射性物質の量を減らすことができ、年間1ミリシーベルト未満という目標を達成できるとする見通しをまとめました。 そのうえで、ことし5月末までにほとんどの汚染水で少なくとも1度は処理を終えるとしていて、こうした方針を16日、国に報告することにしています。 しかし、汚染水を処理したあとも一