アメリカ軍が、イラクでの空爆でテロ組織ISISの化学兵器の専門家の1人が死亡したことを明らかにしました。 イルナー通信によりますと、アメリカ軍は30日金曜、声明を発表し、旧サッダーム政権時代に勤務していた化学兵器の専門家の1人が、イラクでの対ISIS有志連合の空爆で死亡したことを明らかにしています。 また、この声明では、「この空爆は先週土曜、イラク北部の町モスル近郊を標的に実施され、これにより化学兵器の専門家であるアブ・マリク氏が死亡した」とされています。 アブ・マリク氏は、旧サッダーム政権時代、化学兵器の生産工場に勤務しており、2005年にはイラクでテロ組織アルカイダに加わり、その後テロ組織ISISに加わりました。 アメリカ軍の声明ではまた、「アブ・マリク氏の死亡により、テロ組織ISISの化学兵器は一時的に混乱、或いは弱体化し、罪のない人々に対する化学兵器を使用し、生産する力が弱まった」