非公式停戦交渉後に中毒症状 ロシア人実業家アブラモビッチ氏も―英報道 2022年03月29日09時34分 ロシア人実業家ロマン・アブラモビッチ氏=2016年8月、ロンドン(AFP時事) 【ロンドン時事】3月上旬に行われたロシアとウクライナの非公式の停戦交渉に参加した3人が、化学兵器による中毒に似た症状を発症したことが明らかになった。被害者の一人はロシア人実業家ロマン・アブラモビッチ氏であることも判明した。英調査報道機関ベリングキャットが28日報じた。 <ウクライナ情勢 最新ニュース> ロシアとウクライナ当局者による停戦交渉はこれまでベラルーシで3回行われ、29日からトルコで再開するが、この中毒問題が影を落とす可能性もある。 アブラモビッチ氏はプーチン大統領に近い新興財閥(オリガルヒ)で、サッカーのイングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーの名物オーナーとして知られる。英国や欧州連合(EU
イスラエル“反撃”「標的はイランの防空レーダー」 米メディア報道 イスラエルによるイランへの反撃が行われたと報じられるなか、アメリカメディアはイスラエル軍がイランの…
「平和構築」を専門にする国際政治学者 篠田英朗(東京外国語大学教授)のブログです。篠田が自分自身で著作・論文に関する情報や、時々の意見・解説を書いています。過去のブログ記事は、転載してくださっている『アゴラ』さんが、一覧をまとめてくださっています。http://agora-web.jp/archives/author/hideakishinoda なお『BLOGOS』さんも時折は転載してくださっていますが、『BLOGOS』さんが拾い上げる一部記事のみだけです。ブログ記事が連続している場合でも『BLOGOS』では途中が掲載されていない場合などもありますので、ご注意ください。 昨日のブログでは、米国のシリアのシャリラト空軍基地攻撃は国際法上は違法と言わざるを得ないが、トランプ大統領の声明内容の妥当性も鑑みて、広範な支持が集まると想定される。日本政府の支持も妥当だろう、ということを書いた。 やや
【ワシントン小泉大士、カイロ篠田航一】シリア北部イドリブ県ハンシャイフンで起きた化学兵器を使用したとみられる空爆で、ロイター通信は4日、米政府当局者の話として米国は神経ガスのサリンが使われたとみていると報じた。アサド政権軍の攻撃であることは「ほぼ確実」と指摘。負傷者を治療した医師もCNNに「サリンの症状と一致する」との見方を示した。米NBCテレビは、この空爆で子供25人を含む少なくとも83人が死亡、350人以上が負傷したと報じている。 サリンの使用が確認されれば、2013年8月に首都ダマスカス郊外の反体制派支配地域で使われ、数百人が死亡して以来となる。
アメリカ軍が、イラクでの空爆でテロ組織ISISの化学兵器の専門家の1人が死亡したことを明らかにしました。 イルナー通信によりますと、アメリカ軍は30日金曜、声明を発表し、旧サッダーム政権時代に勤務していた化学兵器の専門家の1人が、イラクでの対ISIS有志連合の空爆で死亡したことを明らかにしています。 また、この声明では、「この空爆は先週土曜、イラク北部の町モスル近郊を標的に実施され、これにより化学兵器の専門家であるアブ・マリク氏が死亡した」とされています。 アブ・マリク氏は、旧サッダーム政権時代、化学兵器の生産工場に勤務しており、2005年にはイラクでテロ組織アルカイダに加わり、その後テロ組織ISISに加わりました。 アメリカ軍の声明ではまた、「アブ・マリク氏の死亡により、テロ組織ISISの化学兵器は一時的に混乱、或いは弱体化し、罪のない人々に対する化学兵器を使用し、生産する力が弱まった」
アメリカの有力紙はイスラム過激派組織「イスラム国」が有毒の塩素ガスをイラクでの戦闘で使用した疑いがあると報じ、ケリー国務長官は、懸念を示したうえで事実関係の確認に向けて情報収集に努める意向を示しました。 アメリカの新聞「ワシントン・ポスト」は23日の電子版で、「イスラム国」がイラクでの戦闘中に有毒の塩素ガスを使用した疑いがあると報じました。それによりますと、先月15日、中部バラドの近くで「イスラム国」と戦っていたイラク治安部隊の11人が爆発音や黄色の煙を確認した直後にめまいや呼吸困難などの症状を訴えて病院に搬送され、医師が塩素ガスによる症状と一致すると診断したほか、イラク国防省の当局者も塩素ガスが使用されたことを確認したとしています。また、イラク治安部隊の話として、「イスラム国」がこの夏にイラクで支配地域を広げてからほかにも2件、塩素ガスが戦闘で使用されたと報じています。 これについてアメ
9月16日付米Wall Street Journal紙で、Douglas J. Feith元米国防次官は、シリアの化学兵器破棄に関する米露合意は、結局のところ、世界中の独裁者に、化学兵器の有用性を説いてしまったようなもので、化学兵器は、逆説的に、拡散する危険がある、とオバマの外交政策を批判しています。 すなわち、バシャール・アサドは、歴史上、最も上手く化学兵器を使用することに成功した人物かもしれない。この8月21日にダマスカスでサリン攻撃がなされるまでの2年間、オバマ大統領は、シリアの独裁者は、「去るべきである」と述べてきた。最早、そう言うことはない。この1ヵ月の間に、アサドは、無法者の虐殺者から、軍縮のパートナーに成り上がった。 現在の米国の対シリア政策の焦点は、虐殺に関するものでもなければ、人道上や難民問題、又は、イランやヒズボラ勢力に係るものでもない。オバマ政権の対シリア政策は、プー
ケリー米国務長官は1日のCNNテレビで、シリアで8月21日に神経ガスのサリンが使用されたことを示す髪の毛と血液サンプルを入手したと明らかにし、シリアのアサド政権による化学兵器攻撃を補強する証拠との考えを示した。 シリアへの限定的な軍事介入に対する米議会の承認に自信を表明。オバマ大統領には「米国の安全を守るため、いつでも必要な措置をとる権限がある」と指摘し、議会承認がなくても攻撃に踏み切ることは可能と強調した。 サリン使用を示す物証は適切なルートを通じて米国が独自に得たと述べた。 ケリー氏は各国閣僚らとの電話会談を踏まえ、限定的な軍事介入を支持する国や地域は多数に上るだろうと述べ、アラブ連盟やニュージーランド、オーストラリアに加え、日本も含まれることになるとの見通しを示した。(共同)
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日本共産党の志位和夫委員長は30日、「シリアへの違法な軍事攻撃の企てに強く反対する」との談話を発表しました。談話は、英訳もして、国連常任理事国をはじめ関係各国の駐日大使館、国際機関に送り、党として働き掛けています。談話は次のとおり。 一、内戦が続くシリアに対し、米国などが、政府軍が反政府勢力に化学兵器での攻撃をおこなったと一方的に断定し、軍事攻撃をおこなう構えを見せている。化学兵器の使用は、誰によるものであれ、人道と国際法に反する重大な残虐行為であるが、事実の解明は現在、国連の調査団が進めている途上にある。 そうしたもとで、国連安保理の決議もないまま一方的に軍事攻撃を強行することは、明白な国連憲章と国際法違反である。日本共産党は、米国などによるシリアへの攻撃計画に強く反対する。 一、米国などは、化学兵器使用の禁止という「国際規範への違反」を口実にシリア攻撃を正当化しようとしているが、軍事介
化学兵器の使用ただす電話=シリア当局者が現場部隊に−米誌 化学兵器の使用ただす電話=シリア当局者が現場部隊に−米誌 【ワシントン時事】米誌フォーリン・ポリシー(電子版)は27日、シリアで大規模な化学兵器攻撃が起きたとされる21日にシリア国防省当局者と政府軍の化学戦部隊の指揮官の間で交わされた電話の通話を米当局が傍受していたと報じた。米当局は通話について、シリア政府軍が化学兵器を使用した主な証拠と見なしているという。 同誌は「攻撃の数時間後、当局者がうろたえた様子で指揮官と電話でやりとりし、神経ガスを使った襲撃について問いただした」と伝えている。 ただ、神経ガスの痕跡を含んだ土壌や被害者の血液といった証拠を米情報当局は得ていないと同誌は指摘。また、傍受した通話内容から、指揮官が独自の判断で攻撃を実施した可能性もあるとする米情報当局者の見方を紹介し、アサド政権の責任の程度に関し疑問が生じて
(2013年8月26日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) ダマスカス郊外の東グータ地区で、化学兵器の使用が疑われるシリア軍の攻撃による死者の葬儀を行う遺族〔AFPBB News〕 シリアの首都ダマスカス郊外の町に向けて先週行われた化学兵器による攻撃は、イラクのサダム・フセイン政権が1988年に行ったハラブジャへの毒ガス攻撃に匹敵する残虐行為だ。 バシャル・アル・アサド氏が自国民を相手に始めた戦争は、旧ユーゴスラビアの戦争でスロボダン・ミロシェビッチが行った犯罪をもしのぐものだ。 確かに、多数の子供を含む数百人を殺害したこの攻撃を実行したのがシリア政府であるかどうか、確実なところは分からない。論理的に考えれば、国連の化学兵器調査団がダマスカス入りしたちょうどその時に、この包囲された首都から化学兵器を搭載したロケットをアサド政権が発射するなどということは正気の沙汰ではないだろう。 罪を逃れるア
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