安倍総理大臣は、5日夜、訪問先のロンドンで記者会見し、今月末に開かれる伊勢志摩サミットで、世界経済の持続的で力強い成長に向けて、G7=主要7か国が協調して、金融政策だけでなく財政政策も打ち出す必要があるという考えを示しました。 そのうえで、安倍総理大臣は「アベノミクスの『三本の矢』を、もう一度世界レベルで展開させることだ。金融政策だけでなく、財政政策においても機動的な対応が強く求められる。G7にいま求められていることは『行動』だ」と述べました。 また、安倍総理大臣は6日からのロシア訪問について、「戦後70年以上を経たいまも、平和条約が締結されていないという異常な状態にある。この問題は、首脳どうしの直接のやり取りなくして解決することはできない。北方四島の帰属の問題を解決し、平和条約を締結する共通の目標に向かって、胸襟を開いて率直な会談を行いたい」と述べました。 一方、安倍総理大臣は熊本地震に