【ワシントン=横堀裕也】日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めた韓国に対し、米政府が批判のトーンを強めている。米国務省のオータガス報道官は25日、ツイッターに「我々は深い失望と懸念を抱いている。この判断によって韓国の防衛はより複雑になり、米軍へのリスクも高まる」と投稿した。 GSOMIAの破棄を受けて日本から韓国への情報伝達が滞れば、韓国の防衛に影響しかねず、在韓米軍へのリスクも高まることを指摘したものとみられる。 米軍の負担も増える。例えば、在韓米軍が韓国軍と、在日米軍が自衛隊と共同で収集した情報をそれぞれ日韓に提供する場合、米軍が日韓に許可を取る必要が生じる。円滑な情報共有に支障を来し、ミサイル防衛システムにおける日米の緊密な連携の妨げにもなりかねない。 トランプ米政権は、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対応するだけでなく、中国やロシアをにらんだ東アジア全体の安全保障政策の中
英与党・保守党の党首選で最有力候補とされるジョンソン前外相は、欧州連合と離脱条件などで合意してもしなくても10月31日に離脱することを目指す考えをあらためて示した。選挙イベントで演説する同前外相。バーミンガムで撮影(2019年 ロイター/HANNAH MCKAY) 英与党・保守党の党首選で最有力候補とされるジョンソン前外相は22日、欧州連合(EU)と離脱条件などで合意してもしなくても10月31日に離脱することを目指す考えをあらためて示した。 ジョンソン氏は10月31日の離脱期限について先のテレビ討論会で「大いに実行可能」と発言し、期限までの離脱を巡る同氏の姿勢に不透明感が生じていた。 同氏は、党員投票に向けて16回行われる演説会の初回となった22日のイベントでこの発言について、「実行するという意味だけでなく、実行が可能だという意味だ」と説明した。 交際相手の女性を巡り21日にジョンソン氏の
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