【衝撃事件の核心】 「はじめまして、奈津江といいます。夫との性生活で悩んでます。まずは一度会っていただけませんか?…連絡ください。待っています」−。こうしたわいせつな内容の迷惑メールを無差別に送信し、約1年半の間に約5億円を売り上げていたという出会い系サイト運営会社が摘発された。東京・池袋に事務所を構えていた「UNIVERSAL FREAKS」。同社の社長、社員ら7人が特定電子メール送信適正化法違反容疑で京都府警ハイテク犯罪対策室などに逮捕され、その後主犯格らが起訴された。同社は小さな事務所ながら、海外5カ国のサーバーを利用するなど、捜査関係者らが舌を巻くほどの高度な技術を駆使していたという。(板東和正) ■突然の家宅捜索 1月17日午前7時45分ごろ。池袋のオフィス街にある「UNIVERSAL FREAKS」の事務所では、サイト登録者らにメッセージを送るアルバイトの「サクラ」たち数