解説委員室ブログ:NHKブログ | 時論公論 | 時論公論 「震災から３か月 ～介護施設が"消えた"町～」<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2011年06月09日 (木)時論公論 「震災から３か月 ～介護施設が"消えた"町～」 ＜前説＞ 東日本大震災の発生からまもなく三か月になります。仮設住宅の建設が進んだり、道路が通れるようになったり、被災地では復旧、復興に向けた動きが進んでいます。その一方で、この三か月、地域の介護サービスが途絶えたことで、日に日に深刻な状況に追い込まれている高齢者や家族がいます。そうした人たちを支えていくために今、何が求められているのか、今夜は考えます。 今回の震災では、高齢者に在宅介護サービスを提供している事業所にも、被害が及びました。 復旧は徐々に進んでいますが、宮城県では、先月中旬の時点で、訪問介護やデイサービスなどの在宅介護サービスを提供している５７の事業所が廃止または休止に追い込まれています。事業所の撤退は、特に人口が少なく、高齢化が進んだ過
