ドコモの携帯電話の取り扱い説明書。左が08年冬春モデルで右が09年冬春モデル説明書を液晶画面に表示するデジタルカメラ 使い方に困ったとき、頼りになる取り扱い説明書。携帯電話をはじめ、商品の多機能化に伴い、説明に費やすページ数が増すばかりだったが、ここにきて一転、ぐんと薄くなっている。「内容についていけない」と閲読率が年を追って下がるなかで、メーカー側は読まなくてもわかる工夫に、かじを切り始めている。 NTTドコモは、それまで500ページほどの厚さだった取り扱い説明書を昨冬モデルからの17機種で、約4分の1の120ページに圧縮した。「受信メールを見る」「電話をかける」といった初心者向けの操作のみ掲載。無線LANの設定など上級者向けの説明は、携帯の液晶画面に表示するガイドで読めるようにした。 KDDIも現在の説明書は一昨年に比べ、紙の使用量が約4分の1という。 携帯電話「iPhon