2月5日にあった国立国会図書館公開講演会「目録の現在とこれから-“目録の危機”の時代からの展望-」に、学内の用事のため参加できず、がっかり。翌日の国立情報学研究所の「NACSIS-CAT登録一億件突破記念講演会」に行ってきました。 NACSIS-CATを構想し、実現していった遠山敦子さん、雨森弘行さんのお話は大変興味深かったです。遠山さんは構想を「分からない」と言われたことに対し、これなら分かるだろうとポンチ絵で説明…とさらりと語っていたけれど、30年前の役人の世界でしかも女性で、拒絶を示す上司に対して意志を貫いたところ、すごいです。 雨森さんは学術雑誌総目録から話を始められ、目録だけでなく、ILLの相殺システムの実現にも関わられており、学術情報の世界を集約し使いやすいものにしてきた歴史を語られました。官と学の連携がこの上なくうまく行って実現したNACSIS-CATであったのだな、とうらや