大学生協の店舗で、セルフレジを使って商品を購入する学生=京都市西京区の京都大桂キャンパス 大学構内の売店に店員を配置せず、現金も取り扱わない「無人店舗」の実現に向け、京都大学生協が6月、全国の大学生協で初めて、構内の売店を試験的に無人で営業する。店員の長時間労働や人件費が増えるのを防ぎつつ、周辺にコンビニエンスストアなどがない大学で、学生らの「論文の執筆時期に夜遅くまで利用したい」という要望に応える取り組みとして、注目が集まっている。 京都市郊外の京大桂キャンパス(西京区)。構内で営業する生協ショップ「桂Cショップ」で、学生らはセルフレジのスキャナーに自分で商品のバーコードをかざす。店員はいない。値段が表示されたタッチパネルを操作し、学生証による電子決済で購入は終わりだ。